日本博 日本各地のストーリー 公募プロジェクト(第9回ブックショートアワード)12月期の優秀賞受賞者の皆様に、ご自分以外の作品のなかで最も面白いと思った作品をアンケートで答えていただきしました!
(順不同 / ご返信いただいた方のみ記載)
○選んだ作品:
○選んだ理由:いきいきとした登場人物たち。宮大工のお父さんの言葉を胸に、文化祭のステージで演奏するヘルメットバンドの姿もとても眩しかったです。
○選んだ作品:
○選んだ理由:既存の物語をどう演出して新しい物語を紡ぐかとなりそうなところを、文のリズム感だけで題材の作品を思い起こさせる発想が面白い。
○選んだ作品:
○選んだ理由:確かに、寿限無は子供に何て名前をつけるのか気になったから
○選んだ作品:
○選んだ理由:原作の要素を上手く取り入れつつも、現代的であり、主人公が自分の力で道を切り拓く所がよかった。台詞部分も軽妙で、よくドラマが描かれている。
○選んだ作品:
○選んだ理由:日本人なら老若男女誰でも知っている知っているであろう『笠地蔵』が、素敵な現代の恋愛短編になったと思ったので。
○選んだ作品:
○選んだ理由:世界観が面白かったです。どうなるのかな?って楽しく読ませて頂きました。
○選んだ作品:
○選んだ作品: ○選んだ作品: ○選んだ作品: ○選んだ作品: ○選んだ作品: ○選んだ作品: ○選んだ作品: ○選んだ作品: ○選んだ作品: ○選んだ作品: ○選んだ作品: ○選んだ作品: ○選んだ作品: ○選んだ作品: ○選んだ作品: ○選んだ作品: ○選んだ作品: ○選んだ作品: ○選んだ作品: ○選んだ作品:
○選んだ理由:主人公の視線が目の前に思い浮かべることができる圧倒的な描写力に惹きこまれ、将来に思い悩む青春のほろ苦さ、家族や他の海女さんの温かさなど短い中に多くの想いが詰め込まれており大好きな作品でした。
『真夏の浦島奇譚』小杉友太(『浦島太郎(御伽草子)』)
○選んだ理由:起承転結が淀みなく、ページをめくらせる力のある方だなと思いました。
『天翔けるポチの花』阿部凌大(『花坂爺さん』)
○選んだ理由:ポチが死場所に選んだ床に、あんな意味があるなんて。ポチとおじいさんの温かな絆にじんわりと胸を掴まれました。
『出自』滝怜奈(『かぐや姫、桃太郎、親指太郎』)
○選んだ理由:デジタルタトゥーという現代の問題が昔話と絶妙にマッチし、面白かったです。
『天翔けるポチの花』阿部凌大(『花坂爺さん』)
○選んだ理由:小学生の頃飼っていた、うちのわんこを思い出し、涙腺を緩ませながら拝読しました。ポチが床にご執心な理由が伏線となって、「俺」の再生が描かれた素晴らしい作品だと思います。
『三年寝ず太郎』y.onoda(『三年寝太郎』(山形県))
○選んだ理由:設定が不思議だけどあり得そうでとても好きだった。
『Hoichi~芳一』八島游舷(『耳なし芳一』(山口県下関市))
○選んだ理由:ホラーは好んで見ませんが耳なし芳一をラッパーに脚色したのがうまいと思いました。『椀貸淵の主』 田崎ミト(『椀貸淵・椀貸伝説』(山梨県、群馬県ほか全国各地))
○選んだ理由:『椀貸淵・椀貸伝説』を上手く利用した物語で、楽しく読ませていただきました。
『再×n配達』秦大地(『走れメロス』)
○選んだ理由:真面目な文体で、くだらないことを書いているのが面白かった
『再×n配達』秦大地(『走れメロス』)
○選んだ理由:逆境に立ち向かう主人公の生真面目な葛藤がとにかく可笑しくて、いつしか私も熱烈にその走りを応援していました。
『伊勢志摩の人魚』伊藤東京(『人魚姫』)
○選んだ理由:主人公が海中にいる描写がたっぷりと書かれており、海女の仕事が好きだということが切実に伝わってきました。自分の欲求を殺そうとする夢の表現に人魚姫の型が用いられていた場面が印象深く、作品に奥行きを与えていると感じます。五千字といった制限の中で、豊かな読後感を得ることができたため、面白いとも思ったタイトルにあげました。
『再×n配達』秦大地(『走れメロス』)
○選んだ理由:日常の中の出来事が、大袈裟なドラマになってて面白かったです。私達の一瞬一瞬の葛藤、心の声ってあんな感じだなあって、読みました。
『燃えかす』太田早耶(『夏目漱石「夢十夜 第一夜」/花咲か爺さん』)
○選んだ理由:読み手によって違う解釈ができる不思議な作品でした。何度も読み返してみたくなります。
『舌を切る』本間海鳴(『舌切り雀』)
○選んだ理由:小気味の良いリズムで、違和感なく小説の世界観に溶け込める。また、ストーリー展開も無理がなく、主人公の特性を際立たせるのに成功している。
『座敷ボッコたち』春名功武(『ざしき童子のはなし』(東北地方))
○選んだ理由:座敷童子の方が数が多くなるという発想が素晴らしかったです。オチも鮮やかで素直に笑えました。
『月の湖』夏野雨(『竹取物語×白雪姫』)
○選んだ理由:台詞の羅列の会話シーンでテンポにメリハリが付く 大胆で真似したくなります
『27の香水』Rin(『とおりゃんせ』(福岡))
○選んだ理由:香水をきっかけに始まる二人の関係。そして最後のオチの一言が綺麗に作品にハマっていて良いと思いました。
『Hoichi~芳一』八島游舷(『耳なし芳一』(山口県下関市))
○選んだ理由:耳なし芳一の伝承がヒップホップに見事な手腕で落とし込まれていました。
『燃えかす』太田早耶(『夏目漱石「夢十夜 第一夜」/花咲か爺さん』)
○選んだ理由:原作へのリスペクトを感じる作品でした。情景描写も非常に美しく、頭の中に映像が投写されるかのように読み進めることができました。
『滑りたおす』香久山ゆみ(『雪女』)
○選んだ理由:舞台はスケートリンク、演技時間は4ページ。ごく自然に滑り出し、細やかなステップを踏んで、読み手に「そろそろ、飛ぶぞ、飛ぶぞ」と身構える緊張を強いることなく、難易度の高いジャンプを綺麗に決める。その着地点も、とても気持ちのいい場所でした。デリカシーがない上に口の軽い男は、私も願い下げ。主人公さんには悔いのない人生を送ってほしい! と、心の底から思いました。
『真夏の浦島奇譚』小杉友太(『浦島太郎(御伽草子)』)
○選んだ理由:読者の妄想が頂点に達したところで、一気に着地点へと場面を切り替えるという構成が素晴らしい。映像化してみたいと思わせる作品である。