○選んだ作品:
『てぶくろを買いに』ウダ・タマキ(『手袋を買いに』)
○選んだ理由:現実感を持った美しい展開に、予感していたにも関わらずほろりときました。
第10回ブックショートアワード10月期の優秀賞受賞者の皆様に、ご自分以外の作品のなかで最も面白いと思った作品をアンケートで答えていただきしました!
(順不同 / ご返信いただいた方のみ記載)
○選んだ作品:
○選んだ理由:現実感を持った美しい展開に、予感していたにも関わらずほろりときました。
○選んだ作品:
○選んだ理由:カササギの状況が自分と似ていて、占い師に言われていた「断っていいんだ」や「いい子でいなきゃ愛されないと思っている」という言葉が、身に染みたから。
○選んだ作品:
○選んだ理由:優人の成長と優しさが温かさの中に描かれていました。回想の中の康平とのやりとりとも相まってじんとくる作品でした。
○選んだ作品:
○選んだ理由:ゴンと日野の関係が甘酸っぱいブドウのようで、笛吹川に行ってみたい! と思えるお話でした。
○選んだ作品:
○選んだ理由:私の地域では、灯油売りの音楽は雪やこんこでした。それもあり懐かしい気持ちで拝読いたしました。灯油売りに聞かれることのない少女の感謝の気持ち、そのラストがとても私好みでした。
○選んだ作品:
○選んだ理由:お話のハッピーエンドを心から喜べるのは、そのハッピーエンドを手に入れる以前の主人公の後悔や孤独の深さを思わずにいられないからなのでしょう。若かりし頃、ハインラインの『夏への扉』を読み終えた時の気持ちを思い出しました。ハッピーエンドでよかった! と思いました。
○選んだ作品:
○選んだ理由:泣きながら読みました。私には息子が二人いて、長男が不登校でした。今年は学校に行けるようになりましたが、教室に入ることは出来ていません。日野くんとゴンくんに息子の姿を重ねてしまいました。手を差し伸べることも、それをつかむことも勇気がいる事です。「幽霊」という存在が、重たい現実を程よく和らげているように感じました。読後感がとても温かく、本当に素敵な作品だと思います。
○選んだ作品:
○選んだ理由:笛吹市は何度か行ったことがあり、素敵な地名だなと思っていたので、その背景にある民話とそこから作者が創った今の話が興味深く、楽しく読みました。民話に出てくる幽霊と、幽霊部員という設定も言葉遊びが巧みだなと思いました。民話とは異なる終わり方も良かったです。
○選んだ作品:
○選んだ理由:テンポの良い作品だと思いました。心理描写や、それぞれの先生方の発言も妙にリアルで物語に引き込まれました。主人公の思惑通りに進まない展開も面白かったです。美智子先生、なんでそうなるの〜?と思いながら、楽しく読ませていただきました。
○選んだ作品:
○選んだ理由:主人公の意図とは逆に、どんどん話がややこしくなっていく展開がとても面白く、
その場にいる気持ちになるくらい、気まづい空気感や、戸惑いを感じられる描写と、会話がとても素敵だと思いました。
○選んだ作品:
○選んだ理由:思わず「月の砂漠 灯油」で検索しちゃいました(笑)。灯油販売車、焼き芋屋さん、転校ばかりの少女、これらの具材に「月の砂漠」のスパイスが振りかかって、良い物語に仕上がっていました。