○選んだ作品:『Kamata Katamata』室市雅則
○選んだ理由:
ふふっと思わず笑ってしまいました。最後にKatamata魔法が解けていくシーンのゆるさがどこか蒲田らしいなと思いました。
LOVE KAMATA AWARD第2期の優秀賞受賞者の皆様に、ご自分以外の作品のなかで最も面白いと思った作品をアンケートで答えていただきしました!
(順不同 / ご返信いただいた方のみ記載)
○選んだ理由:
ふふっと思わず笑ってしまいました。最後にKatamata魔法が解けていくシーンのゆるさがどこか蒲田らしいなと思いました。
○選んだ理由:
<なじむ>ことのあたたかさに気づかされ。「俺には蒲田があったのだ」という台詞、あの文脈でふいに出会いがしらして、じんときました。タイトルの意味の謎が解かれた時、栗山さんの人生もメリーゴーランドのように静かにめぐっていたことを知って、せつなさがぐるぐると入り混じってゆくようでした。
○選んだ理由:
流麗なハンドベル演奏のような、小気味好いテンポとリズム感。キャラクターも魅力的です。寂しそうな背中でプラモに没頭したり、暗い部屋でひとり不協和音を奏でたり。哀愁とユーモラスと足の臭さを兼ね備えた愛すべきお父さんの情景がありありと浮かんできました。
○選んだ理由:
職業上、日々認知症の方と関わっております。家族の認知症を受容し、前向きに生きてゆく過程を描いたストーリーがとても良かったです。
○選んだ理由:
文章を言葉を飼い慣らしている。 文体が確立されている。構成も内容もオリジナリティーに富んでいる。
○選んだ理由:
細かな背景描写に、おじいさんと少年が駄菓子屋の中で柔らかい時間を過ごしている姿が想像できました。短い物語にじんっと感動しました。
○選んだ理由:
屋上遊園地での文代の思い出がリアルで、偶然であった見知らぬ人とこれから老いらくの恋の予感がします。
○選んだ理由:
一気に読めました。「パートナーの病気」が意外な展開で、でも、それが物語を暗くすることなくラストにうまく繋がっていて素敵でした。
○選んだ理由:
『少年野球』『個別指導』といった題材が個人的に懐かしく、当時の思い出が蘇りました。「人間が生きているなぁ」と感じさせてくれる、軽妙な筆致でした。
○選んだ理由:
選びたい作品がたくさんあり、ひとつに絞るのが難しかったのですが、この作品のはらむ美しい夏のイメージが好きです。アサミがマミちゃんに憧れる気持ちや、みんなの噂話から距離を置こうとする気持ちに、子どもの頃の独特なせつなさを思い出しました。