小説

『つんデレラ』笹本佳史(『シンデレラ』)

(本当にどういうことなの?なんで私泣いてるのよ?マジうける。まさかこれがあの噂のRealソンゲンってやつかしら?)
気付くと私の前にシンデレラが静かに立っていた。
彼女はやさしく手をさしのべてにっこりと笑った。その痣だらけで前歯のない笑顔をみて私は思わず吹き出してしまった。
そしてしばらくの間ふたりで笑いあった。

 

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