○選んだ作品:
『水曜日の午後にシロツメクサが降る町』イワタツヨシ(『浦島太郎』)
○選んだ理由:
切ない目覚めのその後を、そうだな、まだ続いていたのだなと初めて想いを巡らせました。
ブックショートアワード2016年度2月期の優秀賞受賞者の皆様に、ご自分以外の作品のなかで最も面白いと思った作品をアンケートで答えていただきしました!
(順不同 / ご返信いただいた方のみ記載)
○選んだ作品:
○選んだ理由:
切ない目覚めのその後を、そうだな、まだ続いていたのだなと初めて想いを巡らせました。
○選んだ作品:
○選んだ理由:
不思議な世界へと引き込まれていくまでの情景描写が巧みでした。また、非現実とリアリティとのギャップ、ラストへ向かうにつれ増してくるスリルと絶望感が堪らなくよかったです。
○選んだ作品:
○選んだ理由:
会話のセンス、構成のテンポの良さ、そして締め方。自分では思いつけない展開で羨ましく感じました。
○選んだ作品:
○選んだ理由:
僕と人魚の共同生活、読んでいて匂い、湿度まで想像できました。ちょっぴり変わった人魚が魅力的です。
○選んだ作品:
○選んだ理由:
本来なら目を背けたいようなことごとから逃げ出そうとせず、真っ向から対峙している。そんな印象を受けました。その勇気と覚悟にあっぱれです。怖いです。
○選んだ作品:
○選んだ理由:
誰でも思いつきそうな「物語のもしも」を描いてはいるが、関西弁のテンポいいやりとりが芸人同士のかけあいみたいで読みやすい。
○選んだ作品:
○選んだ理由:
突然異常事態が起こり突然終わる、結局理由はわからずじまい、という不条理さが妙にリアルでした。物語を引っ張るユキアさんのキャラが素敵です。
○選んだ作品:
○選んだ理由:
昆布が好物、というのが可愛い。においとか、ぬめぬめした感じとか、ディテールを読むのが楽しかったです。
○選んだ作品:
○選んだ理由:
どこまでも自由に伸びていくような発想と文章がとても心地よかった。小説の自由を感じました。
○選んだ作品:
○選んだ理由:
原作の香りが最後に残って、とても綺麗な作品です。
○選んだ作品:
○選んだ理由:
性別について言及されていない以上、カエルはオスである。ならば、恋愛対象は当然メス(女性)である――以上の文章にはふたつの誤りが含まれている。カエルはメスかもしれないし、オスだったとしても性的興味を抱くのが異性だとは限らない。多様な恋愛観に対する理解が深まってきた現代において、性的少数者へのヘイトを唱える者は少数だとは思うが、それでも読者の多くは著者の術中にはまったのではないだろうか。原作『カエルの王様』は啓蒙的要素のない“アモラル”な童話だ。本作『カエルの婿』にも明確なテーマは存在しない。物語としてのアプローチを通し、我々読者の潜在的なモラルの所在を静かに問いかける作品である。