いとうせいこう
1961年生まれ。作家。出版社の編集を経て、音楽や舞台、テレビなどでも活躍。88年『ノーライフキング』でデビュー。99年『ボタニカル・ライフ』で講談社エッセイ賞、2013年『想像ラジオ』で野間文芸新人賞を受賞。他の著書に『解体屋外伝』『存在しない小説』『鼻に挟み撃ち他三編』など。
『親愛なる』いとうせいこう(河出書房新社 2014年11月21日発売)
時は近未来、韓国を舞台にした言語戦争(サイキック・パンク)と、今の貴方に届くメイル…。
ネット限定販売で4000部完売。
朝日新聞他メディア騒然の小説、ついに一般版を単行本化。
─新刊『親愛なる』の出版おめでとうございます。『親愛なる』は元々、1997年に『黒やぎさんたら』というタイトルでメール配信されたパーソナライズ小説です。まずは、パーソナライズ小説、つまり、“読者によって内容が違う小説”というアイデアが生まれたきっかけについて教えてください。
もうかなり前のことなので記憶が曖昧ですが、そもそもメディアありきというところがあったと思います。当時、リムネットというインターネットプロバイダーと親しくさせていただいていました。そこは、僕が何かアイデアを思いつくと、そのための場を用意して下さるようなチャレンジ精神ある会社だったわけです。それで、彼らと何を一緒にやろうかと考えていた時、パーソナライズ小説のアイデアを思いついたんじゃないかなと記憶しています。その時は、僕から読者に10程度の質問を出して、その回答によって小説がパーソナライズされる、例えば物語に出てくる“色”や“駅の名前”などが変わる、という仕組みでした。
実は重要なことは、小説を毎月メールボックスに配信していたということですね。みんなが普段使っているメールボックスに実際に紛れ込むというシステムだったので、より現実とフィクションが混じり合う感覚になったと思います。一通目が読者からのメールに対する僕の返信という形式で始まっているのも、僕からというよりあなたから始まっていますよ、と起源を目くらますことで、そういった感じをより活かしたかったからです。
─『親愛なる』は小説の中でまた別の小説が進行してきます。作中の物語は“韓国を舞台にしたサイバーパンク小説“ですが、そのテーマの由来を教えてください。
ストーリー自体は毎月書くごとに考えていたはずだから、当初から別の小説に乗り変わるという構想があったかどうかはわからないです。ただ、当時、僕は実際に韓国に旅行していたから、その経験がフィクション化されていることは確かですね。韓国では、作中のソンメジャというキャラクターのモデルにもなっているキンメジャという女性、少し霊媒的なニュアンスもあるような国宝級の方の公演を観たり、コンテンポラリーダンスを踊る女性グループの稽古場に随分と通った記憶があります。
だからもともと“言語を奪われている人間”という物語の構想はあったかもしれないけど、じゃあダンスで喋るという人がいるかも、と感じたのは彼女たちのダンスを観た後だと思います。
─“ダンスで喋る”と感じるほどの踊りとは、どんなものだったんですか。
本当にすごかった。キンメジャさんは結構な年齢なんですよ。それでも、ドコドコドコと太鼓を叩いている人の横で、疲れてうずくまるまで踊り続ける。それでも太鼓が止めさせない、ダーっと叩き続けて。すると彼女はまた立ち上がって踊り始めるんです。完全に神降ろしのパターンの踊りでした。すごいコミュニケーションだなと思いましたね。だから小説内でもフィクションとしてそういう場面を書きました。
僕の書いた作品のなかには、異界のフィクションや、この世ならざるもの、死者、そして『親愛なる』のテーマでもある言語の外の世界、そういったものに触れている系統があって、いくつかは危ない橋を渡っているものもあります。それらは、自分にとってちょっと怖い作品ですね。また、これを書いていた時期は大スランプのほぼ直前、ちょうど書けなくなった頃でもありました。だから改めて出版するとき何度も校正しましたけど、通しでは読んでいません、読み返したくなかったんです。
この前、謡の師匠である能楽師の安田登さんに言われました、『想像ラジオ』と『親愛なる』は精神状態にやばさを感じる、と。ああ、やっぱり神降ろしするタイプの人にはわかるんだな、と思いましたね。能楽師は言ってみれば、別の世界とコンタクトするような精神状態になることが目的なんですけど、彼らはゆっくりと摺り足で歩くことによってそれをコントロールできるように稽古しているそうなんです。それで、ああ、僕は摺り足を知らなかったから駄目だったんだ、とつい数日前に気づいて、見習おうと思いましたね(笑)
─1997年にメール配信していたその小説が、今年の夏に紙の本としてブックスから限定販売されました。どのような経緯で十数年の時を経て出版されたのでしょうか。
昨年末、この作品のことを急に思い出したんです。自分で書いた記憶はほとんど無いんだけど何かあったな、と。それでtwitterに、確かこんな作品があったはずなんだけど、と投稿してみました。自分では保存してなかったんです。
そしたらたった一人、ある方から、捨てようと思っていたPCのハードの中にもしかしたら入っているかもしれない、と連絡があったんですね。それですぐ、絶対それ拾ってみてください、とDMしました。そしたら本当に残っていたんです。
それで、その方用にパーソナライズされた作品を読んで起源を逆算して、ここの色は多分質問したものなんじゃないかな、というように復元していきました。もしその方がいなかったらこの本は存在していませんでしたね。
─恩人ですね。
お礼に今日サイン本を献本してきました。
それで改めて出版するにあたって、今はデジタルがずっと進化しているから、できることがもっと多いだろうと考えたわけですよ。読者の顔写真を作品の写真や動画に取り込んでパーソナライズするとか。そこで、伊藤ガビンさんに相談したというか丸投げしたんです(笑)。そしたら彼らから出てきた意見は、“逆に言うと今デジタルでやれば何でも出来ちゃう。だから驚かれないだろう。”というのが一つ。もう一つは、“そういう技術は翌年になったらもう古くなっているから格好が良くないんじゃないか。“と。デジタルの人たちの素晴らしく面白い考えでした。それで結論として”紙の本にしよう。“となったんです。一冊ずつ違うというのは今までに無い画期的な出版である、その仕組みで作ることが可能なブックスと組もう、と。
ブックスの限定版は装丁に読者の本当の住所が刷ってあるから、メディアアートとしても楽しいし不気味でとってもいいなと思いました。実際それがかなり話題になり、約2ヶ月で4000部売れてしまった。それで一般版を出すのもいいかな、と思い、一般版だったらどういう風にやったら読者が驚くだろうと色々考えましたね。メールアドレスの入っている箇所はどうしようかな、とか。
結果、一般版ではブックス版のひねりの逆をやったつもりです。つまり本来、読書という行為自体がそれぞれの頭の中でパーソナライズされているわけです。例えば、「車で駆けつけた。」という文章があったときに、どういう車か描写されていない場合には自分の頭で勝手に車の種類を想像して読んでいますよね。ということは、実はパーソナライズが起きているんです。一般版ではそれがより伝わりやすいような直しをしました。さらに、ブックス版に一章書き加えて、最後の章でストーリーがさらにひっくり返る。読者の頭の中が良い意味で混乱するような、読書のスリリングな楽しみが詰まっていると思います。
これからやろうと考えているのは、ブックスの中で『親愛なる』のテキストをパブリックドメインにして、色んなアーティストに変な作品をいっぱい作ってもらう、という企画です。デジタルでできるわけですから。すでに作った作品もあります、まだ公開はしていないですけどね。
『親愛なる』のブックス版は、今年度の文化庁メディア芸術祭のエンターテインメント部門審査委員会推薦作品に選ばれ、装丁はTDC(東京タイプディレクターズクラブ)のデザイン賞、RGB賞に選出されました。おそらく小説がそんな賞を次々獲ったことはないんじゃないでしょうか。だから、しばらくはそういう面での注目も集めつつ、僕としては、中身もとても良くできたメタフィクションなんだ、ということも伝わるといいなと思っています。
─さきほどお話いただいたキンメジャさんの踊りをモチーフにしたシーンもとても読み応えがあると思いました。
あの踊りは本当にすごかった。言語外のもの。言語なんてものすごく小さなコミュニケーションツールでしかなくて、その周りにすごく広大な宇宙があるということをダンスで気づかせてくれたんです。キンメジャさんの踊りは自由への通路を作ってくれました。
同じように、優れた抽象絵画にもそういう力がありますよね。僕、今日少し時間があったから連載の続きを書こうと思ったんですけど、いや待て、ここで書き始めると言葉がやせ細っちゃう可能性があるな、と思って大慌てで「ホドラー︎展」に行きました。僕は物書きだから最終的には言葉にするしかないんですが、自分自身の創作のガソリンが欠乏している時、絵とか言語じゃないものを観たり体験することはすごく大事だと思いましたね。言葉じゃないけど、そういうものが燃えると最終的に言葉になりますから。芝居や音楽、絵画、彫刻など別ジャンルのものを観たり体験することが往往にして自分の文体を作ります。だからそれはブックショートで作品を書く人にとってもすごく大事なことですね。僕も今日、ある絵画を、こんな風に書きたいんだよな、でも言語では無理だよな、絵だもんなぁ、と思いながらずっと観ていましたけど、そう思っている、気にしているということが最終的に解を導く場合があるわけです。今日はたっぷり給油されました。この後はいい音楽を聴きたいですね。ガソリンを入れるかどうかで、翌日に書けるもののランクが全然違ってきますから。
─今年からショートショート フィルムフェスティバルでは、「ブックショート」というショートフィルムやラジオ番組の原作となる短編小説を募る賞を設立しました。いとうさんの著書のなかでは、『想像ラジオ』が今年3月にニッポン放送で西田敏行さん、小泉今日子さんの出演でラジオ化されています。ご自身の作品がラジオ化されることについて、どのようにお考えでしょうか。
ラジオ化されたりする段階では、もう僕の作品だとは思っていないですね。書き終えた後は自分の作品という感じがしなくなっちゃうんです。だから、どういう風にしても自由ですよ、と言って権利を渡すようにしています。先ほどの話とちょうど逆になりますが、僕の書いた『想像ラジオ』がラジオを作る人たちにとってのガソリンになったわけですよね。そのガソリンの渡し合いがアーティストですから。どういう火になるかはそのクリエイター次第です。
僕よく言うんですけど、アルタミラ洞窟に描かれた牛の壁画を観ると気分が上がるんです。1万年も前、絵の具が無いような時代に牛をどうしても描きたかったわけじゃないですか。どういう気持ちで描いんたんだろう、とモワモワしてきます。つまり、それは僕の中でガソリンになっているということです。そうすると、僕がやらなきゃいけないのは、色んなものから得たガソリンで作ったもので、また別の人たちを良く刺激するようなことですよね。それは一つの戦いでもあるし、ゲームでもあるし、人類が“ものを作る”ということの意味でもあると思います。
─ブックショートでは、昔話や民話などをモチーフにした(二次創作した)オリジナル短編小説を公募します。いとうさんの作品には、『南島小説二題』に収録されている『からっぽ男の休暇』をはじめ、過去の名作を下敷きにした作品があります。こういった物語に作り方についてお聞かせ下さい。
『からっぽ男の休暇』はまさに二次創作ですね。有名な昔話をうまく思い出せない男の話。僕は若い頃から記憶力にかなり欠陥があって、ほとんどのことを覚えてないんです。だから、その自分の欠点をうまく利用して小説を書こうと思いつきました。まさに南の島で。あっ、この思い出せなさ加減、駄目さは使える、と。その本のあとがきにも書きましたけど、童話というとすぐ“本当の意味はこうだ”となりがちです。でもそんな凡庸なことは刺激にならないですよね。
ぱっと思いついたアイデアがありがちかどうかということを検証する能力は大事だと思います。『からっぽ男の休暇』でいうと、昔話が思い出せないから色んな話がミックスされてしまう、まさにマッシュアップになっていくという構造を思いついた時、既にやっている可能性がありそうな作家を洗い出す作業が必要で、そういう時、ある程度知識があると強いですね。結果、同じようなアイデアで書いた作品があって、そちらの方がうまく書けていたら最悪ですもんね。
これは、同じ『南島小説二題』に収録されている『波の上の甲虫』で起きたことですが、以前“ある人に一方的に届く郵便だけで構成されるその人の人生”という構造で小説を書こうとしていたんです。書けなかった時期だけどアイデアとしてあって、これは画期的だと思っていましたけど、でもちょっと待てよ、と。知り合いの編集者に話して、書簡体小説で有名な作品をちょっと洗ってよ、とお願いしました。それで、色んな小説を調べてもらった中で何となく気になったから、太宰治の『虚構の春』という作品を読んでみると、それがまさに、自分に届く手紙だけで構成されている短編小説だったんです。驚くほど同じ構成。それまで僕は太宰治のこと馬鹿にしていたんだけど、これは悔しいと思ったし、こういうアイデアマンとしての魅力をこの人はあまり評価されていないな、と感じ、すぐに全集を全て読みました。そしたら、太宰の書き方の癖や何を書こうとしていたかという意図を自分なりにすごく理解できたんです。
それで、『葉桜と魔笛』という比較的きちんと太宰的なものが完成されている作品を、さらに構図的に完璧に突き詰めたらどうなるかというテーマが浮かんできました。それはつまり、僕より先に同じアイデアで小説を書いていた太宰に対する敵討ちみたいなものですね。彼より後に彼のアイデアよりもっといい作品を書く、という気持ちで書きました。それが『波の上の甲虫』です。他人がどう評価するかわからないけど『波の上の甲虫』については『葉桜と魔笛』より少し上に行けたと思っています。こういうのもガソリンのやりとりなんですよね、勝手なですけど。
─『未刊行小説集』に収録されている『内面奪還ヒーローズ』シリーズでは、「インディアナ・ジョーンズ」、「13日の金曜日」、「燃えよドラゴン」など映画の主人公の内面(の新解釈)を描いた小説も執筆されていますね。
これも面白いですよね。当時まだビデオの時代だったから巻き戻しつつ観ながら書いていました。有名な映画のストーリーをそのままちゃんとなぞっているから主人公の行動は変わらないんだけど、主人公が思っていたことを僕が勝手に想像して書いて、え、そんなこと思ってたの、という驚きの連続になるという構成。これ4作品しか書かなかった、もったいないですよね。でも書くのがすごく大変だったんだと思います。ストーリーを全部擦り合わせていくわけで。確か一ヶ月に一回の連載だったから、それで面倒臭くなっちゃったのかもしれないです。
こういう構成、つまり、既存の作品に違う言葉を付けていくというやり方は、それまで無かったパターンでは無いんですけど、そこにつけるアイデアの妙を競えるやり方だと思いますね。『13日の金曜日』のジェイソンは、実はこんなに繊細で文学的な少年だったのか、と面白がったり。どこかに書いたことがあると思うんですけど、『内面奪還ヒーローズ』シリーズは、ウディ・アレンのユーモア小説やパロディ小説にすごく影響を受けているとあとから気づきました。いかにもウディ・アレンがやりそうなアイデア。でも別の人がやれば同じ映画でも当然内容は違ってくるわけだから、僕は僕の書いた作品の方が笑えると思っています。もちろんそこにはウディ・アレンの書物に対するリスペクトがあります。ものを作るとき、自分一人で作るということはむしろ難しいことで、人は何かに影響されてしまうものなんです。問題はそこで、誰もが影響されている『ワンピース』のような作品をもとに作らない方がいいよ、という話ですね。それはみんな影響を受けているんだから。僕は、“ウディ・アレンmeets「13日の金曜日」=”に、脚色がいとうせいこうで作っているから他の人と違うものができるんです。そういう計算はもともとあったと思います。もちろん自分で楽しんで笑いながら書いているわけですけどね。このアイデアは面白いから誰かに本当に続きをやって欲しいです。競って欲しいと思っています。
─最後に、小説家を志している方(ブックショートに応募しようと思っている方)にメッセージいただけますでしょうか。
短い作品はアイデアがものすごく大事です。それ一発で押し通せる量だから。それで、アイデア勝負の時に大切なことは、思いついてから書き始めるまでちょっと時間を置くことですね。そうして、これは他の人がやらないな、とか、これは他の人に無いタッチでいける、と思えたら後はもうどうでもいいんです。自分でそう思えたら読者もきっとそう読んでくれるから。そこでついわかりやすい道に行かない。そういうのは自分以外にも100人くらい同じことを書いてくる人がいますよ、と考えることですね。それを意識すれば面白いものが書けるんじゃないかと思います。
─ありがとうございました。
今日いとうさんに伺ったお話は、ブックショートに応募しようと思っている方たちの貴重なガソリンになると思います。
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*インタビューリスト*
馳星周さん(2019.1.31)
本谷有希子さん(2018.9.27)
上野歩さん(2018.5.31)
住野よるさん(2018.3.9)
小山田浩子さん(2018.3.2)
磯﨑憲一郎さん(2017.11.15)
藤野可織さん(2017.11.14)
はあちゅうさん(2017.9.22)
鴻上尚史さん(2017.8.31)
古川真人さん(2017.8.23)
小林エリカさん(2017.6.29)
海猫沢めろんさん(2017.6.26)
折原みとさん(2017.4.14)
大前粟生さん(2017.3.25)
川上弘美さん(2017.3.15)
松浦寿輝さん(2017.3.3)
恩田陸さん(2017.2.27)
小川洋子さん(2017.1.21)
犬童一心さん(2016.12.19)
米澤穂信さん(2016.11.28)
芳川泰久さん(2016.11.8)
トンミ・キンヌネンさん(2016.10.21)
綿矢りささん(2016.10.6)
吉田修一さん(2016.9.29)
辻原登さん(2016.9.20)
崔実さん(2016.8.9)
松波太郎さん(2016.8.2)
山田詠美さん(2016.6.21)
中村文則さん(2016.6.14)
鹿島田真希さん(2016.6.7)
木下古栗さん(2016.5.16)
島本理生さん(2016.4.20)
平野啓一郎さん(2016.4.19)
滝口悠生さん(2016.3.18)
西加奈子さん(2016.2.10)
白石一文さん(2016.1.18)
重松清さん(2015.12.28)
青木淳悟さん(2015.12.21)
長嶋有さん(2015.12.4)
星野智幸さん(2015.10.28)
朝井リョウさん(2015.10.26)
堀江敏幸さん(2015.10.7)
穂村弘さん(2015.10.2)
青山七恵さん(2015.9.8)
円城塔さん(2015.9.3)
町田康さん(2015.8.24)
いしいしんじさん(2015.8.5)
三浦しをんさん(2015.8.4)
上田岳弘さん(2015.7.22)
角野栄子さん(2015.7.13)
片岡義男さん(2015.6.29)
辻村深月さん(2015.6.17)
小野正嗣さん(2015.6.8)
前田司郎さん(2015.5.27)
山崎ナオコーラさん(2015.5.18)
奥泉光さん(2015.4.22)
古川日出男さん(2015.4.20)
高橋源一郎さん(2015.4.10)
東直子さん(2015.4.7)
いしわたり淳治さん(2015.3.23)
森見登美彦さん(2015.3.14)
西川美和さん(2015.3.4)
最果タヒさん(2015.2.25)
岸本佐知子さん(2015.2.6)
森博嗣さん(2015.1.24)
柴崎友香さん(2015.1.8)
阿刀田高さん(2014.12.25)
池澤夏樹さん(2014.12.6)
いとうせいこうさん(2014.11.27)
島田雅彦さん(2014.11.22)
有川浩さん(2014.11.5)
川村元気さん(2014.10.29)
梨木香歩さん(2014.10.23)
吉田篤弘さん(2014.10.1)
冲方丁さん(2014.9.22)
今日マチ子さん(2014.9.7)
中島京子さん(2014.8.26)
湊かなえさん(2014.7.18)