○選んだ作品:
『ムのこと』上田豆(『姨捨山(大和物語)』(長野県))
○選んだ理由:淡々と進んでいく話の中で、「ム」の正体が少しずつ輪郭を持ち始めるのが良かったです。
日本博 日本各地のストーリー 公募プロジェクト(第9回ブックショートアワード)9月期の優秀賞受賞者の皆様に、ご自分以外の作品のなかで最も面白いと思った作品をアンケートで答えていただきしました!
(順不同 / ご返信いただいた方のみ記載)
○選んだ作品:
○選んだ理由:淡々と進んでいく話の中で、「ム」の正体が少しずつ輪郭を持ち始めるのが良かったです。
○選んだ作品:
○選んだ理由:ムって、何だろうと考えながら読みました。無意識のことだろうかとも思いましたが違うのかもしれません。淡々と冷えた語り口がカーっと熱を帯びる山登りの場面が印象深いです。ムは捨てられることを承知したうえで、「わたし」についていっていた(あるいはついていくよりほかなかった)ような気がして哀しいです。
○選んだ作品:
○選んだ理由:日常に「おじょも伝説」が溶け込んでいる感じがとても自然に描かれていて、好感が持てました。また、「最後のくだりがキタナイ」とか「そっち以外にあるんか」とかの部分では、その人物らしさがよく表れていて、くすりとしました。
○選んだ作品:
○選んだ理由:体言止めの文体リズムが心地よかったから。です。
○選んだ作品:
○選んだ理由:各キャラクターの心情が凄くリアリティがあって、読みながら思わず「こんな人いますね!」と頷いてしまいました。また、「これどうなるの?」と、次のページへ進む手が止まりませんでした。
○選んだ作品:
○選んだ理由:環境が違っていれば、何らかのきっかけがあれば、恋にも成り得たのかもしれない二人が離れ、長い時間の末に再会する。その流れが歌のように切なくも美しかったです。
○選んだ作品:
○選んだ理由:高熱でうなされながら、冷凍の葡萄を口に含み冷たいと感じることは生きているからだと気づき、生きることへ意欲を持ち直していくところ
○選んだ作品:
○選んだ理由:ヤマボウシの花言葉は「友情」。とても綺麗なお話でした。