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2016年度3月期他薦アンケート

ブックショートアワード2016年度3月期の優秀賞受賞者の皆様に、ご自分以外の作品のなかで最も面白いと思った作品をアンケートで答えていただきしました!
(順不同 / ご返信いただいた方のみ記載)

■推薦者:和織 / 『ひとひらの恋』(『桜の森の満開の下』)

○選んだ作品:

『人魚とダンス』戸田鳥(『人魚姫』)



○選んだ理由
:
人魚姫というと暗かったりちょっと怖かったりするイメージがあるのですが、このお話は普通の人間同士のほんわかした恋物語のようで、それが新鮮でした。大きな盛り上がりなどなく淡々としているのに、魅力的で余韻も素敵です。

■推薦者:柿沼雅美 / 『花びらを蹴散らして』(『桜の森の満開の下』)

○選んだ作品:

『こびとカウント』木江恭(『白雪姫』)



○選んだ理由
:
一見おとぎ話かな?と思わせながら、中身は現代社会の生臭さが広がっていて、それが嫌味でなく面白いのが書き手の力だなぁと感じました。

■推薦者:木村菜っ葉 / 『先っちょには触れないで』(『眠れる森の美女』)

○選んだ作品:

『ケテルの羅針盤』柘榴木昴(『裸の王様』)



○選んだ理由
:
外だったので笑いをこらえながら読みました。変質者とは違った崇高な趣味を持ち、そこに美しさを追求していく主人公。それは愚かな者には分からぬ美しさ。心と体の裸の王様っぷりがとても面白かったです。

■推薦者:西橋京佑 / 『楽園』(『桃太郎』)

○選んだ作品:

『ベーカリー ヘクセンハウス』鳩羽映美(『ヘンゼルとグレーテル』)



○選んだ理由
:
こういうおばあさんと出会いたいなと、優しい気持ちになる小説でした。前向きになれるお話でとても良かったです!

■推薦者:柏原克行 / 『クリとネズミとタイガーと』(『金の斧』)
○選んだ作品:

『あなたのために』霜月透子(『鶴の恩返し』)



○選んだ理由
:
つい最近、海外ドラマ版のハンニバルを見ていた所為か強烈に印象に残ってしまった。翔子の料理は何故そこまでに健一を魅了したのか。愛した者を喰らう。それは至高のカリバニズムと言えよう。サイコホラーは好物です。

■推薦者:中江田江 / 『桜の下を駆け抜けて』(『桜の森の満開の下』)
○選んだ作品:

『滅びない布の話』入江巽(ゴーゴリ『外套』)



○選んだ理由
:
私は歌もダンスもスーツの事も、どれも造詣は深くないけれど、踊るような歌うような文体から主人公が何か素敵な事を起こそうとしているのだと伝わってくる。読んでいるだけでうきうきしてくるような話でした。

■推薦者:伊藤なむあひ / 『がらがらぽんの日』(『オズの魔法使い』)

○選んだ作品:

『すなあく』化野生姜(『スナーク狩り 8章の苦悶』)



○選んだ理由
:
昔の角川ホラー文庫を思わせるような不気味で得体の知れない世界が気持ち良かった。

■推薦者:枯木枕 / 『おいしくなる魔法』(『ヘンゼルとグレーテル』)『私は私に飽きるから私を』(『刺青』)

○選んだ作品:

『滅びない布の話』入江巽(ゴーゴリ『外套』)



○選んだ理由
:
もの凄く乱暴に言ってしまえば、ただ男がスーツをオーダーしてそれを受け取るだけの話なのに、どうしてこんなに胸ん中、どきどきとも、ぞくぞくとも、ひどく鳴るんでしょうか。いけないものを覗いてしまったような、それでいて目を塞げないでいるような、興奮。ほんと「たまらないよ、シビレる」な小説でした。

■推薦者:戸田鳥 / 『人魚とダンス』(『人魚姫』)

○選んだ作品:

『がらがらぽんの日』伊藤なむあひ(『オズの魔法使い』)



○選んだ理由
:
主人公と一緒に、風に感情を揺さぶられるようでした。

■推薦者:佐藤邦彦 / 『頭紐』(『頭山』)

○選んだ作品:

『不思議なたまご』広瀬厚氏(『金色の卵』)



○選んだ理由
:
読みやすく簡潔

■推薦者:山田密 / 『埋葬猫』(『累が淵、鍋島の化け猫』)

○選んだ作品:

『楽園』西橋京佑(『桃太郎』)



○選んだ理由
:
ストーリーも設定も面白いと思いました。でも理由が憶測で終わったの残念でした。

■推薦者:柘榴木昴 / 『ケテルの羅針盤』(『裸の王様』)

○選んだ作品:

『奪う声』菊野琴子(『ルンペルシュティルツヒェン』『灰かぶり』)



○選んだ理由
:
少ない情報と対話の多い展開は童話のようなテンポがあり、人間味のある内容と相まって短編ならではの読みやすさと切れ味を堪能できました。読後感もよくて好きです。

■推薦者:木江恭 / 『こびとカウント』(『白雪姫』)

○選んだ作品:

『私は私に飽きるから私を』枯木枕(『刺青』)



○選んだ理由
:
どこまでも自分の容れ物に(ひいては中身にも)執着のない「私」と、最愛の人の姿をした容れ物が(そしてその中身も)欲しくてたまらない「先生」の対比が冷たいような熱いような不思議な感覚で、気持ちよくゾワゾワしました。

■推薦者:石川哲也 / 『銀三匁』(『かちかち山』)

○選んだ作品:

『こびとカウント』木江恭(『白雪姫』)



○選んだ理由
:
テンポよく話が進み、物語の世界にするすると引きこまれました。

■推薦者:宮重徹三 / 『風とやってきた娘』(『きつねの嫁入り』)

○選んだ作品:

『兔は野を、我は海を』百瀬多佳子(『うさぎとかめ』)



○選んだ理由
:
誰の中にもある「自分が一番になりたい」と「他人を評価できる自分でありたい」の葛藤が、テーマかなぁと思いながら、共感しながら読みました。葉子が常に意識してきた「にとちゃん」の人生が簡単なものではなかったと気付く心の動きが、読後の爽やかさであり、百瀬さんの素晴らしい一人称文章で書かれていると思います。タイトルもいいですね!

■推薦者:百瀬多佳子 / 『兔は野を、我は海を』(『うさぎとかめ』)

○選んだ作品:

『銀三匁』石川哲也(『かちかち山』)



○選んだ理由
:
そのまま昔話として語り継がれていそうなほどです。そぎ落とされていてとても中身が濃く、一気に読ませる力量に圧巻でした。私には書けないタイプのお話で尚のこと惹き付けられたのだと思います。

■推薦者:義若ユウスケ / 『不思議の国の入り口男』(『不思議の国のアリス』)

○選んだ作品:

『シンデレラの姉』吉田舞(『シンデレラ』)



○選んだ理由
:
素敵なふきでもの小説。

■推薦者:吉田舞 / 『シンデレラの姉』(『シンデレラ』)

○選んだ作品:

『川せみになる』菊武加庫(『よだかの星』)



○選んだ理由
:
友人の死というテーマに対し、斜に構えることなく真正面から向き合った作品。主人公の思いと言葉がいちいち優しく、美しい。けして楽しい話ではないのに読後感が爽やかなところは、原案の「よだかの星」にも通じる。

■推薦者:菊武加庫 / 『川せみになる』(『よだかの星』)

○選んだ作品:

『桜の下を駆け抜けて』中江田江(『桜の森の満開の下』)



○選んだ理由
:
一気に読むことができました。咲き乱れる桜の恐ろしさ、死を目前にして変わり果てた妻への苛立ちと恐れ、二人きりに追いつめられていく夫婦の姿が残りました。極限の閉鎖された時間の中でそれでも残る愛情は幻想でも夢でもない、二人が行き着いた景色のように思えました。

■推薦者:菊野琴子 / 『奪う声』(『ルンペルシュティルツヒェン』『灰かぶり』)

○選んだ作品:

『子捨て山』中杉誠志(『姥捨て山』)



○選んだ理由
:
コロンブスの卵ではありませんが、後になって「こんなこともわからなかったのか」と言われたところで、いくら自分ひとりで考えたところでわからないことはわからなかったりするのです。そして個人的には、「ほんとうにみんなわかっているのか?」なんて、はすに構えてしまったりします。 「わかっている」という顔でふんぞり返る前に考えるべきことを思い出させてくれる作品です。

■推薦者:北村灰色 / 『瓶詰ノ世界』(『瓶詰地獄』)

○選んだ作品:

『ひとひらの恋』和織(『桜の森の満開の下』)



○選んだ理由
:
桜の眩惑さとボーイミーツガールの刹那さを淡々と、けれど情感溢れる感じに描いているところに惹かれました。あと、日常と幻想性のコントラストが良いと思いました。

■推薦者:室市雅則 / 『田中の小言』(『小言幸兵衛』)『寿限無くん』(『寿限無』)

○選んだ作品:

『カッパのようなもの』中川マルカ(『河童』)



○選んだ理由
:
不思議な出来事が起きているにもかかわらず、淡々と進んでいく様が面白かったです。

■推薦者:朝宮馨 / 『マッチは友を照らす』(『マッチ売りの少女』)

○選んだ作品:

『川せみになる』菊武加庫(『よだかの星』)



○選んだ理由
:
十代の少女の感性がとても丁寧に描かれていて、共感できるところがたくさんあり、どんどん読み進むことができました。その年代を通り過ぎたからこそ俯瞰できるのかもしれませんが、十代の子にも読んでほしい作品だと思いました。

■推薦者:矢鳴蘭々海 / 『ラプンツェルとハゲ王子』(『ラプンツェル』)

○選んだ作品:

『こびとカウント』木江恭(『白雪姫』)



○選んだ理由
:
「肉がむき出しになった傷口を柔らかい舌で舐めるような、そんなやり方でしか耐えられない痛みもある。」そういう苦しさを体験した人でないと書けない言葉だなと、深く胸をつきました。「こびと」というリアルな虚構と、「OL生活」という現実(人物造形もお見事)が違和感なく織り交ぜられて、我知らずこびとをカウントしながら読んでいました。at home AWARDの「ラビリンス」にも見られる、「ありえないけどあり得そう」な世界観と巧みな文章力でこれからも読者を魅せてほしいです。

■推薦者:渡辺たかし / 『クリムゾンラビット』(『かちかち山』)

○選んだ作品:

『キツネに嫁入り』高平九(『狐の嫁入り』)



○選んだ理由
:
優しかった妻が重い病気を患うことで変わってしまう。これは優しい妻を持つ(実に少数の)夫たちが共通して怖れる悪夢でしょう。桜の下の狂気が美しく切なく心を打ちました。

*2016年度3月期優秀作品一覧

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