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               国際短編映画祭につながる「ショートフィルムの原案」公募・創作プロジェクト 奇想天外短編映画 BOOK SHORTS

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第10回ブックショートアワード 11月期優秀作品

 

 

『おごれる人』
川瀬えいみ

(『平家物語』)

平家物語の冒頭文のもじりである「奢れる人は金払う」一方が落ち込んでいる時には、元気な方が、そのフレーズを口にして飲み物を奢る。それが、重盛と時子が中学時代から続けてきた恒例行事だった。だが、諸行は無常、驕れる人も久しからず。そんな二人の関係にも終わりの時がきた――。

 

『誰が為にベルは鳴る』
太田純平

(『頭ならびに腹』)

真冬の北関東を列車が走っていた。二両編成の急行電車。窓の外は山野が冬化粧をしている。乗客は一両目に三人、二両目にも三人の計六人である。とその時、いきなり車内に警報が鳴った。非常を知らせる信号か。にわかに列車は急停車する。

 

『幽霊と事情』
真銅ひろし

(『座敷童』)

「事故物件で動画を撮ったらどうか」と友人に提案される。あまり気乗りはしなかったが視聴者を増やすならこういうのがいいのかな、とも思った。そして事故物件に住み始めて一週間がたった時、目の前に小さな女の子が突然現れた。

 

『天才小人は臆病です』
志岐ハルナ

(『小人の靴屋』)

篠原の朝は地味になることから始まる。髪の毛は、ストレートにして、後ろで一つ結びにする。アイメイクは無難なベージュ、暗めの赤のリップをして、黒縁眼鏡をかける。じっと鏡を見て頷く。今日も完璧だ。完璧なほどに地味だ。いつものとおり出勤をして、お湯を沸かす。そしてコーヒーを一口。この時間が篠原はものすごく好きだった。

 

『ザラハイ』
佐藤邦彦

(『銀河鉄道の夜』)

六年振りに実家に帰ってきた私。実家は取り壊され、水出し珈琲が売りの喫茶店へと変わっていた。懐かしく近所を散歩した私は夜の無人駅へと辿り着き、乗り込んだ列車で六年振りに父、母、弟のアキラと再会し、束の間の家族旅行を楽しむこととなる。

 

『MOment MOnument』
三倉くら

(『桃太郎』)

友達同士の「誰好き?」という質問に答えることが苦手な千穂路。聞かれた時には「桃太郎」と答えることにしている。幼い頃、『桃太郎』の絵本が大好きだったから。でも誰が読んでくれていたのか?なぜか同級生の沢渡君の顔が浮かんだ千穂路は、沢渡君の秘密を知ることになる。

 

『無礼男』
柴野裕治

(『ブレーメンの音楽隊』)

41歳のひきこもり男シンジは、ある日初恋相手に偶然再会する。彼は元来の虚栄心から自分の境遇を言い出せず、音楽をやっていると嘘をつき、ライブをやる羽目になってしまう。友達も知り合いもいない彼は困り果て、親の遺産でアルバイトを雇うと、いくつも偽装を重ねながらライブ当日を迎える…。

 

『天神山にて』
柿ノ木コジロー

(『通りゃんせ』(わらべうた:作者不詳))

遥は近所の天神山に登ろうと同僚の紗江を誘う。1300m程の低い山への日帰りは特に何の問題もなさそうだ。天神山に伝わるうわさ話と、誰かがマップに上げた山頂の画像さえ、気にならなければ。

 

『オトヒメ・ノングラータ』
蔵原先

(『浦島太郎』)

ある日、「私」は見えるはずのないものが見えるようになった。その能力のおかげで好きな人を助けて、霊能力者になった。だけど商売を始めてからどんどん能力がなくなっていった。いつでも守れるように好きな人の側にいてあげようとしたけれど、何故か詐欺と言われるようになってしまった。

 

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