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               国際短編映画祭につながる「ショートフィルムの原案」公募・創作プロジェクト 奇想天外短編映画 BOOK SHORTS

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日本博 日本各地のストーリー 公募プロジェクト(第9回ブックショートアワード)
最終候補作品

日本博 日本各地のストーリー公募プロジェクト

『再×n配達』
 秦大地
(『走れメロス』)

津島はAmazonで購入したモバイルバッテリーを何度も受け取り損ね、再配達の依頼を繰り返していた。保管期間の最終日、飲み会に参加した津島は、乗り過ごして降りた駅から家まで走って帰る。もう配達員に無駄足を踏ませてはならない。今日受け取らなければ返送されてしまう。だから、走れ!

『ヘルメット・ガール』
 益子悦子
(『鉢かつぎ姫』(河内の国))

高校生の美音は軽音楽部のリードギター。憧れのギタリスト、JUNを目指し練習に励んでいる。ところが文化祭の前日、宮大工の父が足場から落ち意識不明の状態に。悲しみに暮れる美音が父のヘルメットをかぶると頭から離れない。美音とバンド仲間はヘルメット姿で文化祭に登場、そして奇跡が起きる。

『椀貸淵の主』
 田崎ミト
(『椀貸淵・椀貸伝説』(山梨県、群馬県ほか全国各地))

椀貸淵は、祝宴の際に必要な椀膳を頼むと貸してくれるという伝承の残る淵である。妻を亡くした主人公は伝承が真実であることを知り、椀だけでなく死んだ妻をも借り出す。しかし再びの別れが名残惜しく返せずにいると、淵のある川に大水害が迫る。主人公は、人身御供となる覚悟を固め川に身を投げる。

『ワンルーム・ジャイアント』
 そるとばたあ
(『ダイダラボッチ伝説』(茨城))

坂にあるアパート『坂の途中荘』。ここに住んでいるのは大学生のぼくと口のうるさい羽賀さんの二人だけ。空想好きのぼくの朝はいつものルーティンから始まり、平和な時間が流れていた。ある朝、朝食用の食パンが何者かにかじられているのを発見。ねずみだと騒いでいたぼくの目の前に現れたのは……。

『あの日、隠したものは』
 粟生深泥
(『天の羽衣』)

彰斗は幼馴染の彩夏が同級生の晴樹の下駄箱に手紙を入れるのを見つけ、とっさに鞄の中に隠す。晴樹から返事をもらえなかったことをきっかけに彩夏は彰斗と付き合うが、ある日彩夏は彰斗の部屋から手紙を見つけ、「そんなことしなくても」という言葉を残して出ていく。手紙は晴樹への断りの返事だった。

『Hoichi~芳一』
 八島游舷
(『耳なし芳一』(山口県下関市))

山口県下関市在住の盲目のラッパー、芳一は、ある夜、クルーズ船に招待されてライブをする。壇ノ浦で三十年前に起こったクルーズ船の衝突事故の悲劇と世の無常をラップで謡(うた)い語る。芳一には見えなかったが観客はみな死人だった。亡霊に取り憑かれた芳一は、元僧侶に助けを求める。

『伊勢志摩の人魚』
 伊藤東京
(『人魚姫』)

見習い海女をしている高校三年生の美波は、進路希望面談をきっかけに将来について悩む。家族に都会の大学に行くといいと言われ、海女になりたい気持ちを抑えようとするが、海女漁でのある出来事をきっかけに家族に気持ちを打ち明ける。家族との間にあった誤解が解けベテラン海女になることを目指す。

『燃えかす』
 太田早耶
(『夏目漱石「夢十夜 第一夜」/花咲か爺さん』)

危篤の姉の頼みで、思い出の品が入った缶を、庭の木の根元から掘り出す。二つ目の頼みを聞く前に、俺はそれを断る。それからまもなく姉が死ぬ。俺は姉の骨壺を持って庭に行き、雪が降る中、遺灰を木に向かって撒く。待っていると椿の花が咲き、咲いたそばから雪の上に散っていく。

『山の神さま』
 原田恵名
(『山の神さま』(岐阜県恵那市山岡町))

どこにでもある村では、日本全国各地で行われていたあることが行われようとしていた。
ある日、また忌まわしいことが起こる。それが自分にとって大切な人で、理由が理不尽だと感じた時に、兄は走り出した。ちっぽけな自分にできることはこれしかないのだから。

『夕照の道』
 ウダ・タマキ
(『この道』)

酒とギャンブルに溺れる父に愛想を尽かした母は、僕が子どもの頃に家を出て行ってしまった。残された父と二人で暮らす生活だったが、父を恨む僕はろくに親子の会話を交わすことがないまま十八歳で家を出た。あれから十年の時が経つ。父との再会のきっかけは、父が入院する病院からの連絡だった。

『約束』
 霜月透子
(『雨月物語』巻之二「浅茅が宿」)

小学校の図書館で親しくなった勝野と宮木。好きな本や将来の夢を語り合う仲だったが、その友情も勝野の転校によって途切れてしまう。やがて人生の岐路に立たされた勝野は、かつて交わした約束を思い出し、長年音信不通だった宮木に会いに行く。

『歳蕎麦』
 藤咲沙久
(『時蕎麦』)

落語『時蕎麦』をご存知だろうか。詐欺を目撃した男が手法を真似ようとして下手を打つ笑い話だ。しかし、それをさらに目撃した人物がいたとしたら。奇妙な支払いの謎に迫り、時蕎麦ならぬ“歳蕎麦”などという詐欺を生み出すとしたら。これはそんな、楽しく美味しく微笑ましい、想像の後日譚である。

『おじょもが通る』
 森本航
(『おじょも伝説』(香川県))

「おじょも」。それは、この地域に伝わる、山と川を生み出した伝説の巨人。仁美は、小学校時代に「おじょも」と呼ばれていた同級生と高校で再会する。ある日、仁美が酔っ払いに絡まれて困っているところに、「おじょも」が通りかかって……。

令和4年度日本博主催・共催型プロジェクト

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