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               国際短編映画祭につながる「ショートフィルムの原案」公募・創作プロジェクト 奇想天外短編映画 BOOK SHORTS

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HOPPY HAPPY AWARD 各賞発表!

2018年7月1日から12月31日まで開催したHOPPY HAPPY AWARDにご応募いただいた全473作品のなかから、各賞が決定いたしました!
審査会には、ホッピービバレッジ株式会社代表取締役社長 石渡美奈氏とともに、ホッピーに縁の深い審査員として、渡辺憲司氏(自由学園最高学部長)、ドリアン助川氏(日本ペンクラブ理事)、羽住英一郎氏(映画監督)、三浦しをん氏(小説家)が参加。白熱の議論の末、以下の結果となりました。

 

ショートフィルム
カテゴリ
優秀賞

『願いのカクテル』微塵粉
いつものように、居酒屋で一人酒をする初老の男。陽気なつまみ達と語らうその時間は、彼の人生における唯一の癒しであった。彼の隣に新たな客がやってきて、出会いと別れが始まった。

○審査員からのコメント
ホッピーに手を合わせる仕草を映像で観てみたいと思いました。(渡辺憲司氏)
設定がユニークなうえ、人生の苦味もさりげなく組み込まれている非常に魅力的な物語でした。(ドリアン助川氏)
未来を感じられるお話。ワンシチュエーションで撮る面白いショートフィルムになりそうです。(羽住英一郎氏)
愉快な語り口が好きでした。小説としてもユーモアがありますし、映像化も楽しみです。(三浦しをん氏)

ブックカテゴリ
優秀賞

『いつか指先で光る』森な子
まゆさんが姿を消した時、硬貨のようなものが家の前に落ちていた。拾い上げるとそれは、お酒の王冠だった。のらりくらりと暮らし、いつも何かを隠すように所在なさげに笑うまゆさんに惹かれる男子高校生、湊は、その王冠をいつまでも捨てられずにいた。

 
○審査員からのコメント
非常に文章が上手かったです。人物も丁寧に描かれていたので、読みながら二人の姿が目に浮かびました。(渡辺憲司氏)
思春期特有のエロチックさが感じられる物語で、小説としての完成度も非常に高かったです。(ドリアン助川氏)
ストーリーが綺麗にまとまっていて、読ませる小説でした。ただ、意外と優等生な作品だったので、最後はもう少しビターにしても良かったように思えます。(羽住英一郎氏)
心情描写がとても丁寧でした。登場人物たちは、少し浮世離れしていますが、その佇まいが、かえって魅力的に感じられます。最後の二行は無くてもよかったかもしれません。(三浦しをん氏)

ブックカテゴリ
佳作

『ハッピー・アワー』間詰ちひろ
社会人として働きはじめたばかりの堀部歩美(ほりべあゆみ)。仕事中にミスをして落ち込んでしまう。その日の帰り道、電車で偶然父の秀男(ひでお)に遭遇する。父に「ちょっと付き合え」といわれて向かったのは父の行きつけの焼き鳥屋だった。

『ファースト・ホッピー』柿沼雅美
カフェを出ると、セミが鳴いていて、風がないからか空気が全部肌に貼りついて離れない。私の婚活は何か違う気がする、と友里に話すと、結婚じゃないんだわ恋愛がしたいんだわ、と言いながら、ホッピーでハッピーと書かれた居酒屋に二人で入った。

『未来~みらい~』ウダ・タマキ
未来(みく)は介護の仕事をしている。出会うのは様々な過去を抱えた人ばかり。長さんもその一人で、東京から単身この街にやって来た。しかし他の利用者と違い、長さんは幼き頃に亡くした父の姿を想像させるのだった。過去を語らなかった長さんだったが、一緒にホッピーを飲みながら過去を語り始めた。

『幸せの味』塚田浩司
チヒロの父は大工の棟梁だった。いつも怖い父もホッピーを飲むときは優しく幸せそうな顔になる。チヒロは不思議な力があるホッピーに憧れを抱いていた。二十歳の時、父は体を壊し亡くなる。そして数年後チヒロは結婚し、旦那との生活の中でチヒロは自分なりの幸せの味を感じていた。

『10年目のおかわり』村田謙一郎
大阪の広告代理店でプランナーとして働き、まもなく独立する三島耕平は、10年ぶりに横浜・野毛の、とある居酒屋を訪れる。中では女将が一人で店を切り盛りしていた。そこは、かつて仕事に行き詰まっていた三島が、飛躍するきっかけをもらった場所だった。キーワードは一杯のホッピー……。

『海を見つめる、酔った猫』森な子
“みゃーこさん”は、いつも眠そうな、猫のような職場の先輩。都会での暮らしに疲れ、小さな港町に引っ越してきた乾こと“わんちゃん”は、遊覧船の切符売り場でみゃーこさんとのんびり過ごす。ある日、みゃーこさんは陽気なフォントでラベルの張られたお酒を飲みながら、自分の秘密を打ち明けるが…。

『魔法の黒い水』曽我部敦史
小学4年の夏休み。団地内に住む私は、角打ちのできる酒屋で将棋を指す男と出会う。男は瓶入りの黒い飲み物を『魔法の黒い水』と呼び、飲むと誰にも負けないとうそぶく。将棋の虜になった私は男に将棋を教わるようになり、大会での優勝を目指す。だが、突然、男は私の前から姿を消してしまう。

『親父達の馴れ初め』真間タケ
親父の四十九日の法要の前日、準備で忙しい妻。役に立たない私は、孫を連れ銭湯へ。その帰りに寄った行きつけの飲み屋で、亡くなった親父とお袋、息子と嫁の馴れ初め話を知る。そこには、ホッピーが、繋いだ恋の思い出が、あったのだ。

『家族での初めての飲み会』坪内裕朗
父の還暦祝いとして、家族全員で初めて居酒屋に行くことになった。家族と飲むことに不安を感じていた僕だったが、飲み会を通じ、幼少期の思い出や今の家族と向き合うことで、家族やお酒に対する気持ちが変化していくのだった。

『二度目のクリスマス』朝倉みず
⼩学校で過ごす最後のクリスマスの⽇、担任の先⽣がある提案をする。それは、未来の⾃分へのプレゼントを⽤意し、成⼈を迎えた年のクリスマスにそれを開封するという提案だった。私は当時好きだった男⼦に⼿紙を書き、ホッピーの瓶にそれを詰める。そして九年後の同窓会でその⼿紙を開いた時…

審査員プロフィール

近影

渡辺憲司

立教大学名誉教授・自由学園最高学部教授。専門は江戸時代の文学・文化研究。近世大名文芸圏の研究で文学博士。最近は歴史紀行も執筆。雑誌『東京人』で「赤坂人物散歩」を連載中。立教新座高校校長時代の東日本大震災における卒業生に向けたメッセージはネットで通算80万アクセスを越えたという。著書『江戸遊女紀聞』等。

近影

ドリアン助川

1962年東京生まれの神戸育ち。作家・朗読家。1990年バンド「叫ぶ詩人の会」を結成。同バンド解散後、本格的に執筆を行う。小説『あん』は映画化され、2015年カンヌ国際映画祭のオープニングフィルムとなる。また同小説は13言語に翻訳されている。2017年、小説『あん』がフランスの「DOMITYS文学賞」と「読者による文庫本大賞(Le Prix des Lecteurs du Livre du Poche)の二冠を得る。


近影

羽住英一郎

1967年3月29日生まれ。
千葉県出身。ROBOT所属 映画監督
2004年「海猿」で劇場映画監督デビュー。主な監督作品に「海猿」シリーズ、「MOZU」シリーズ、「暗殺教室」シリーズ、「OVER DRIVE」。最新作に映画「太陽は動かない」(原作・吉田修一)が控えている。

近影

三浦しをん

1976年、東京生まれ。2000年、小説『格闘する者に○(まる)』でデビュー。2006年『まほろ駅前多田便利軒』で直木賞を、2012年『舟を編む』で本屋大賞を受賞。その他の小説に『風が強く吹いている』『あの家に暮らす四人の女』『ののはな通信』『愛なき世界』など、エッセイに『
本屋さんで待ちあわせ』などがある。

ショートフィルムカテゴリの優秀賞は賞金20万円のほか、作品をもとにSSFF & ASIAがプロデュースしてショートフィルムを制作。2019年10月頃に、岡山県犬島の「犬島ホッピーバー」にて上映が予定されています。ブックカテゴリ優秀賞(1作品)、佳作(10作品)は、ホッピー発売70周年を記念して2019年秋に都市出版株式会社より発行される書籍に収録予定です。

以上

■主催 ショートショート実行委員会
■協賛 ホッピービバレッジ株式会社
■企画・運営 株式会社パシフィックボイス
■問合先 メールアドレス info@bookshorts.jp
※お電話でのお問い合わせは受け付けておりません。

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