○選んだ作品:
『ウラシマタロウの妻』川瀬えいみ(『浦島太郎』)
○選んだ理由:「誰も愛さなかった私は、今、清く穏やかな無償の愛に復讐されている。」最後の一文が印象的でした。愛と命。人生で大切なものは何なのか考えさせられる作品でした。
第10回ブックショートアワード8月期の優秀賞受賞者の皆様に、ご自分以外の作品のなかで最も面白いと思った作品をアンケートで答えていただきしました!
(順不同 / ご返信いただいた方のみ記載)
○選んだ作品:
○選んだ理由:「誰も愛さなかった私は、今、清く穏やかな無償の愛に復讐されている。」最後の一文が印象的でした。愛と命。人生で大切なものは何なのか考えさせられる作品でした。
○選んだ作品:
○選んだ理由:製品の具体的なイメージまで作りこまれていて、お仕事小説としても楽しめました。郁子の一枚上手な感じも微笑ましい。
○選んだ作品:
○選んだ理由:とても不思議な、でもちょっと恐い(でも楽しい)お話でした。
○選んだ作品:
○選んだ理由:題材選びと結末にセンスを感じます。主人公がうまく掌の上で転がされている感じが心地良いし、それでいて誰も嫌な気持ちにならない展開が素敵だと思いました。
○選んだ作品:
○選んだ理由:始まりから不穏で、謎が謎を呼び、先が気になりつい一気に読みました。ラストも好きでした。
○選んだ作品:
○選んだ理由:視点人物に寄り添った幼げな文体が非常に上手だったため。幼さのある文体で、端的に出来事を描写することで鏡をめぐるパニックが、さらにホラーな物に感じられる。オチも秀逸。
○選んだ作品:
○選んだ理由:機内に紛れ込んだ蠅という設定が面白い。生物として等価であるらしい蠅と人間の思惑や帰趨をうまく表現していると感じた。
○選んだ作品:
○選んだ理由:優しく誠実な人たちが、小さなすれ違いや誤解のせいで、悲しい結末に至るお話はやるせない(それが子どもや動物なら、なおさら)。ハッピーエンドのごんぎつねは、読んだ私も幸せになれます。
○選んだ作品:
○選んだ理由:小気味良い文体でテンポも良く、ページをめくらせる技術のある方だなと感じました。