ブックショートアワード2018年度2月期の優秀賞受賞者の皆様に、ご自分以外の作品のなかで最も面白いと思った作品をアンケートで答えていただきしました!
(順不同 / ご返信いただいた方のみ記載)
○選んだ作品:
○選んだ理由:
設定がおもしろく、読みやすい作品でした。久美子の脳の自意識は、悠介のように残っていなかったのかが気になりました。
○選んだ作品:
○選んだ理由:
ちがう世界を覗いたら帰ってこれなくなった読後感。描写が、魅力的。でもって空虚って退屈じゃなくてかっこいい!
○選んだ作品:
○選んだ理由:
ある男の半生と、その日常の中にふっと忍び込む不思議な一瞬「20時20分」。淡々とした語り口が、ラスト一行のセリフの衝撃をより強く引き立たせているように思いました。女性は一体何者だったのか……。読み終わった後にも心が波立つような余韻があり、もう一度読み返したくなる一篇でした。
○選んだ作品:
○選んだ理由:
有無を言わせぬ文体の力、エンディングの容赦なさがすさまじかったから。
○選んだ作品:
○選んだ理由:
淡々としながらも確固たるふたりの成り行きに妙に親近感を覚えた。物語として奇麗にまとまった20日間。多くを説明せずとも行間の空気を感じさせる所が巧いと感じた。
○選んだ作品:
○選んだ理由:
ディストピア物が好き、というのもありますが全体の切なく無機質なトーンと人間らしさへのフォーカスの当て方のバランスがよく、人間味をよく引き立てているなあと思いました。文章も読みやすくて最後までスラスラ読めました。
○選んだ作品:
○選んだ理由:
読み終えて「良かった良かった」と思わず心中つぶやいた。同時に、彼女にインドの水は合うのだろうか? 下痢に苦しまぬか? と心配になった。それほど物語の世界に入りこめた。
○選んだ作品:
○選んだ理由:
文体が読みやすく、設定も練られていて面白かったです。二人の作者がどの部分をどう担当して書いたのかがとても気になります。
○選んだ作品:
○選んだ理由:
共作の試み、近未来感の中にロマンのある物語ととても楽しかったです。
○選んだ作品:
○選んだ理由:
バッドエンディングの予兆を孕んだら面白い。誠実さに一票いれます。(その他もりまりこさん)
○選んだ作品:
○選んだ理由:
無邪気なパースダー、平凡な悪人カンダタ、一癖ありそうなお釈迦様、登場人物が生き生きと描かれていて親近感を覚えました。カンダタの絶叫、切ないけれど格好いい。(木江)。この物語では、カンダタの前だけでなく、釈迦の前にも見えない糸が垂らされている。そして前者は上りきったが後者はすんでのところで失敗した。「糸をのぼる側」は当然として「垂らす側」にも事情と理由がある、というのは本アワードでしばしば取り上げられるテーマだが、釈迦の目の前の“見えない糸”は誰によって下ろされたものだったのだろう。(結城)
○選んだ作品:
○選んだ理由:
短い中できちんと物語があって、なんとなく女の人が不安に思っていたり恥ずかしいと思っているけど外には出せない部分に優しくしてくれるかんじがしたので。
○選んだ作品:
○選んだ理由:
もしかしたら近い将来、こんな現実がやって来るかも知れないと思いながら読みました。面白かったです。
○選んだ作品:
○選んだ理由:
衝撃でした。猿蟹のメンバーがきっと出てくるのだろう、ということや、元の結末を知ったうえで読み始めているのに、あの猿顔の男の奇妙なぞっとする感じ、登場人物間の後ろめたいような空気に引き込まれました。非常に印象深かったです。
○選んだ作品:
○選んだ理由:
一気に読み切ってしまいたいと強く感じた作品です。読者それぞれの立ち位置から感情移入できる文章と構成力にも感服でした。優劣を競うつもりはありませんが、ジェラシーすら覚える作品と巡り会えたこと、感謝です。