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               国際短編映画祭につながる「ショートフィルムの原案」公募・創作プロジェクト 奇想天外短編映画 BOOK SHORTS

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2015年11月期他薦アンケート

ブックショートアワード2015年11月期の優秀賞受賞者の皆様に、ご自分以外の作品のなかで最も面白いと思った作品をアンケートで答えていただきしました!
(順不同 / ご返信いただいた方のみ記載)

■推薦者:わろし / 『スキル』(『史記 孟嘗君列伝』)

○選んだ作品:

『吾輩は坊ちゃんである』太郎吉野(『夏目漱石『吾輩は猫である』『坊ちゃん』『こゝろ』『三四郎』)



○選んだ理由
:
かの文豪の作品群をちょいちょい啄んでは節操なく合体させておきながら、それなりに辻褄があってすんなり読めてしまう。気の利いた小咄みたいに楽しめました。

■推薦者:清水その字 / 『オリザに灯る火』(宮沢賢治『グスコーブドリの伝記』)

○選んだ作品:

『お局ミチコと僧』ノリ・ケンゾウ(宮沢賢治『オツベルと象』)



○選んだ理由
:
結末の後、僧はさびしく笑って何と言うだろうかと考えました。

■推薦者:ノリ・ケンゾウ / 『お局ミチコと僧』(『オツベルと象』宮沢賢治)

○選んだ作品:

『母親』中島もらる(『交尾』梶井基次郎)



○選んだ理由
:
パニック映画のような世界観の中にあって、それを強固に構築する仔細な描写や設定が素晴らしかったです。激痛に見舞われた男が「母さん」と呟くシーンが印象的でした。

■推薦者:石井里奈 / 『泡になる』(『人魚姫』)

○選んだ作品:

『老人の恋は冬の花』ふくだぺろ(『メキシコの諺』)



○選んだ理由
:
戦争、侵略、奪われる命や人間の残虐さがサルスベリの言葉でもって伝える事で、より現実味を帯びていました。ショートストーリーでありながら映画のようなドラマがあり、サルスベリが伝えたかった事を考えさせられます。人間ではない第三者の視点から描かれているのが、読み手側が人間をより客観的に捉えることができて面白かったです。どこの生まれでも、人は人でそれ以上でもそれ以下でもないのだな、と思いました。

■推薦者:木江恭 / 『手長足長の子細を語りたること』(『妖怪・手長足長の伝承』『童謡かごめかごめ』『賢者の贈り物(O.ヘンリー)』)

○選んだ作品:

『老人の恋は冬の花』ふくだぺろ(『メキシコの諺』)



○選んだ理由
:
まるで叙景詩を聞いているか、映画を観ているような文章だと思いました。詳細が明確に語られるのではなく、読み進めるうちにこちらの胸に染み透ってくるのが本当に美しくて、息を詰めて読みました。

■推薦者:谷聡一郎 / 『エンマの戯』(『地獄八景亡者戯』)

○選んだ作品:

『おっぱい谷』エルディ(落語『頭山』)



○選んだ理由
:
落語調の文体がとても読みやすく、米朝先生の声が脳裏に浮かびました。スラップスティック的な展開ののちに、主人公は原作と同じく、夢現つ的な異次元に消え去るわけですが、男は結局おっぱいの上で踊っておるのにすぎないのかもしれません。そんなことをふと思いました。

■推薦者:湯 / 『新説 不思議のお茶会殺人事件』(『不思議の国のアリス』)

○選んだ作品:

『灯火』桜吹雪(『ヘンゼルとグレーテル』)



○選んだ理由
:
可愛さと物悲しさが、個人的に好みでした。すこし早足な部分もありましたので、もう少し装飾過多にするなどして、綺麗さを増したら、より私好みになるなと。そういった個人的な部分が多々ありまして、今回の中では桜吹雪様の『灯火』を押させていただきました。

■推薦者:柿沼雅美 / 『レーヴレアリテ』(『フォスフォレッスセンス』)

○選んだ作品:

『浦島先輩と太郎』大前粟生(『浦島太郎』)



○選んだ理由
:
浦島先輩という発想が好きでした

■推薦者:伊藤円 / 『寝太郎、その後』(『三年寝太郎』)

○選んだ作品:

『縁日の怪人』小笠原幹夫(江戸川乱歩『少年探偵団』)



○選んだ理由
:
昔の祭はわくわくします。期待はもちろんちょっとした不気味さも。そんな空気がひしひしと感じられました。

■推薦者:花乃静月 / 『童子と傘』(『小人と靴屋』)

○選んだ作品:

『リア王異聞』黒田女体盛(『リア王』)



○選んだ理由
:
『リア王』のエッセンスを散りばめた中で、コーディーリアに対して(恋人同士の会話にも聞こえてきそうな)弱気な姿勢を見せるリア王がユニークで面白く、あっという間に読めてしまいました。

■推薦者:エルディ / 『おっぱい谷』(落語『頭山』)

○選んだ作品:

『新説 不思議のお茶会殺人事件』湯(『不思議の国のアリス』)



○選んだ理由
:
講談師のようなリズムある語り口調に、ユーモアのある冗長さを混ぜ込んでを、ストーリーもさることながら、読むこと自体が楽しくなる作品、「声に出して読みたい作品」だと思いました。

■推薦者:升田尚宏 / 『おばあちゃんと少年』(『ごんぎつね』)

○選んだ作品:

『泡になる』石井里奈(『人魚姫』)



○選んだ理由
:
素直な思いを、さりげなく名作に重ねて読みやすい文体で書かれている。

■推薦者:太郎吉野 / 『吾輩は坊ちゃんである』(夏目漱石『吾輩は猫である』『坊ちゃん』『こゝろ』『三四郎』)

○選んだ作品:

『桃産』大前粟生(『桃太郎』)



○選んだ理由
:
女性の胎内に桃、というカフカなみにシュールな設定にまずビビりました。さらに、世界観はとてもシュールでファンタジックなのに、妊婦さん同士の関係性や出産シーンのディテールがとてもリアルに描写されていて、全体に不思議でなにやら「ほんわか」としたな空気を醸し出しています。ぶっ飛びました。

■推薦者:卯月小夜子 / 『こびとの町』(『こびとの靴屋』)

○選んだ作品:

『マッチ売りの少女とぼく』霜月りつ(『マッチ売りの少女』)



○選んだ理由
:
心温まる、ほっとできるお話です。身近な出来事を書いたエッセーのようにうまくまとまっていると思いました。

■推薦者:大前粟生 / 『浦島先輩と太郎』(『浦島太郎』)『白雪くん』(『白雪姫』)『桃産』(『桃太郎』)

○選んだ作品:

『老人の恋は冬の花』ふくだぺろ(『メキシコの諺』)



○選んだ理由
:
小説は文字でしかないということや〈読む行為〉を信用した書き方をしていて、とても楽しかった。メキシコの諺という、あまり馴染みのない、というかほとんどみんな知らないものを元作品に選んで、たとえば「桃太郎」などの有名作品を扱ったときに共有される前情報を利用するということを排除しているところ、かっこいい。

■推薦者:NOBUOTTO / 『姫とHIME』(『かぐや姫』)

○選んだ作品:

『ネズミの相撲』長月竜胆(『ネズミの相撲』)



○選んだ理由
:
本当にある昔話のような作品です。ストーリも文章も、こうもあっさり、すっきり書ける力量に感心しました。

*ブックショート11月期優秀作品一覧

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