ツイート ふいに愛川さんのことばが甦ってくる。なにげなく、インターフォンが鳴っていないのにその受話器を取った。 白くて重いその受話器から夜の風の音だけが響いていた。耳の中で誰かの吐息のように聞こえる風の音。いまわたしは夜の音をただただひゃっぱー聞いていた。 8/8 前のページ 11月期優秀作品一覧 HOME 1 2 3 4 5 6 7 8