○選んだ作品:
『音がきこえる』Mac(『トカトントン』太宰治)
○選んだ理由:
「音の正体はなんだろう?」という謎ひとつで、最後まで引っ張られるように読めました。
ブックショートアワード2016年1月期の優秀賞受賞者の皆様に、ご自分以外の作品のなかで最も面白いと思った作品をアンケートで答えていただきしました!
(順不同 / ご返信いただいた方のみ記載)
○選んだ作品:
○選んだ理由:
「音の正体はなんだろう?」という謎ひとつで、最後まで引っ張られるように読めました。
○選んだ作品:
○選んだ理由:
話の転がし方が面白いな、と感じました。BAR竜宮城のシーンで、友達の愚痴に付き合っていたらいつの間にか一時間近く経っていた経験を思い出し、そういう時の時間の流れと竜宮城を引っ掛けたのが上手いと思いました。ちゃんとオチがあるのも良いと思います。
○選んだ作品:
○選んだ理由:
登場人物の気持ちがとても丁寧に描写されていて、繊細で優しい作品だと感じました。かぐや姫というと悲しい別れの物語というイメージが強いですが、この作品の結末は新しい未来を予感させてくれて、温かい気持ちになりました。
○選んだ作品:
○選んだ理由:
とても魅力的な描き方に引き込まれました。ゾクゾクしながら、最後までスルスルと読ませていただきました。
○選んだ作品:
○選んだ理由:
桃の中に二人いて鬼に面倒を見られ・・・とかなり変わった視点から物語を見られている点がすごいと思いました。
○選んだ作品:
○選んだ理由:
文章の感じとかは違うのだけど、単なる本歌取りでもなく、風景とか物語の端々に宮沢賢治っぽさが滲んでて、感心してしまいました。すごくきれいなお話でした。読んでない方は是非。山本氏の『ホントの気持ち』も面白かったです。あ、一作品だけですか、そうですか。
○選んだ作品:
○選んだ理由:
文章表現や登場人物たちのやり取りが面白おかしい、からのあの結末、最後まで楽しめました。
○選んだ作品:
○選んだ理由:
正直僕は、この主人公(麻美)に同情できなかった。2010年の1月に失恋してから、丸二年毎にまた失恋しているというのは、裏を返せば失恋して割とすぐにまた恋愛しているということで、麻美の愛が薄っぺらいものに感じられ、麻美が毎回流す涙もウソっぽく感じられた(僕のひがみかもしれないけど)。それが作者が作りたかったイメージかどうかは分かりませんが、作品の中に台詞は多いのに、かぎかっこが全く使われていないのは、主人公の言動に感情を込めない(主人公の言動にこころがこもっていない)ことを示唆するためかなと思うと、とても上手に描かれた作品だなと思いました。
○選んだ作品:
○選んだ理由:
現代的な感性とダークな描写が良かったです。
○選んだ作品:
○選んだ理由:
題材が「鶴の恩返し」でありながら、原典の悲愴な雰囲気を排除し、それでいて二次創作らしさ、またオリジナリティを巧みに組み込んでいる作品だと思いました。文章も美麗で読みやすく、これは筆者の山本さんの技量の高さを物語っていました。 また、みなまで言わず、香苗がその後どうなったか、読者の想像に任せる形がさながら「語らずの美学」のように感じられ、読後感の鮮やかさが心を打ちました。