グリーンは、僕の頭をグシャグシャに撫でまわして部屋を出ていった。
グリーンがくれた文字を練習するノート、イエローが作った保存食、レッドがくれた釣り竿、ブラック愛用のナイフ、着替え数枚をバックに詰め込んだ。
「行こう、白雪」
「…うん。でも、本当にいいの?」
歩き出そうとした僕に声をかけた。
「いいんだよ。みんな、僕のことを思ってくれているのは分かっているから。…もう1人で逃げなくていいから」
「…ありがとう」
「さ、さぁ、行こう」
照れくさくなって、足早に歩き始める。
白雪は小走りして、僕の隣まで来てニコニコ笑っている。
これから、森を出るときが来たら、僕はどうなるか分からない。森を抜ける前にどんな危険が待っているかも分からない。でも、今は彼女の隣にいたい。
「白雪、また聞かせてよ。森の外の話」
「ブルー、本当にこの話が好きだね」
そうだよ。だって、その話をするときのあなたの笑顔がとても好きだから。
心の中でまだ伝えられない言葉を叫びながら、彼女の話に耳を傾け、僕たちは前を進み始めた。