○選んだ作品:
『寒戸のガングロ』室市雅則(『遠野物語』)
○選んだ理由:
東北×ガングロの予想外なコラボが面白かったです。笑えて、ちょっぴり切ないお話でした。
ブックショートアワード2016年12月期の優秀賞受賞者の皆様に、ご自分以外の作品のなかで最も面白いと思った作品をアンケートで答えていただきしました!
(順不同 / ご返信いただいた方のみ記載)
○選んだ作品:
○選んだ理由:
東北×ガングロの予想外なコラボが面白かったです。笑えて、ちょっぴり切ないお話でした。
○選んだ作品:
○選んだ理由:
作風全体の雰囲気。ユーモアがあり、ブッラクな2人の会話が個人的にとても好みでした。
○選んだ作品:
○選んだ理由:
眠れる森の美女症候群という設定だけでも面白いのに、ラストでもう一捻りあったのが良かった。適度な社会風刺と語り手の情緒の組み合わせも。
○選んだ作品:
○選んだ理由:
自分も小学校時代にバケツ一杯おたまじゃくしを飼っていた事がある。そして手足が生えてきた瞬間、こぇぇぇ、こいつら小魚じゃなかったのかよ!と驚愕したもんだ。そんな幼少期の思い出と重なって、この話の世界にすっかりのめり込んでしまった。非常に文章が短いにも関わらず、濃厚さがある良い作品だと思った。
○選んだ作品:
○選んだ理由:
描く者の性が淡々と語られていて、冷たい部屋をスラッとイメージできました。
○選んだ作品:
○選んだ理由:
主人公の思考をなぞるうちに緊張と恐怖感を煽られて、ぎりぎりまで引っ張られたあとの結末にゾクッとさせられました。まさにショートショートの醍醐味でした!
○選んだ作品:
○選んだ理由:
心地よい文章によって紡がれた世界観がとても素敵でした。夜空に浮かぶ蛍たちの淡い光が目前に浮かんできました。
○選んだ作品:
○選んだ理由:
現実を見えなくする花瓶、現実に虚構を映し出すVRを、過去と現在において上手に対比させてストーリを構成していて、上手いなーと思いましたし、内容も素敵で、特に最後の締め方が粋でした。
○選んだ作品:
○選んだ理由:
どの作品も素晴らしく、大いに迷いましたが、SF好き、という個人的趣味から(ほかにもSF作品はありましたが)、この作品を選びました。以前、何かの記事で「AIには価値観がない」という趣旨の研究者の発言を目にした記憶がありますが、人が滅び去った後に、AI達が人の価値観を手探りする様は、皮肉なだけでなく、物悲しい抒情に溢れ、大変感銘を受けました。
○選んだ作品:
○選んだ理由:
引っかかっている罪悪感が想起させたことと現実のギャップが優しくて面白かったです。
○選んだ作品:
○選んだ理由:
古典の名作「お伽草子」の一つ「花瓶少女」をモチーフに、Twitterなどの現代的なアイテムを駆使して、短いながら、爽やかな物語を紡ぎ出しているから。
○選んだ作品:
○選んだ理由:
文章が落ち着いてて読みやすく、納得の内容でした。友情の裏打ちに据えられたドラマがメロスに匹敵する重厚さをもち、読み応えありました。『走れメロス』の感動が倍増しました。
○選んだ作品:
○選んだ理由:
とても心を動かされました。私もこういう作品を書けるようになりたい。
○選んだ作品:
○選んだ理由:
美しい、なごやかな光の印象が快く残る。それも、人間の少年である文治の光と、虫である蛍たちの光とがとけあった、幻想的だが確かなかがやきなので、読む側の視界にもありありと見えてくるようだ。
○選んだ作品:
○選んだ理由:
様々な感情が絶妙に混じり合い、厭なはずの感情まで不思議と厭ではなく胸にわきあがりました。