○選んだ作品:
『不思議な時間の中の私』春日あかね(『不思議の国のアリス』)
○選んだ理由:
「こんなこと話していても時間の無駄」、お茶会に出てくる三月ウサギ、帽子屋、ヤマネの会話を聞いているだけで、「私」でなくともイライラしてしまう。くだらない会話に巻き込まれたアリス。原作をよく研究した上で新たなお茶会のシーンを作り出している。確かに、最後のページに書かれているように、ゆっくり流れる時間の中でスムーズに展開していく物語というのは面白みがない。
ブックショートアワード2017年度1月期の優秀賞受賞者の皆様に、ご自分以外の作品のなかで最も面白いと思った作品をアンケートで答えていただきしました!
(順不同 / ご返信いただいた方のみ記載)
○選んだ作品:
○選んだ理由:
「こんなこと話していても時間の無駄」、お茶会に出てくる三月ウサギ、帽子屋、ヤマネの会話を聞いているだけで、「私」でなくともイライラしてしまう。くだらない会話に巻き込まれたアリス。原作をよく研究した上で新たなお茶会のシーンを作り出している。確かに、最後のページに書かれているように、ゆっくり流れる時間の中でスムーズに展開していく物語というのは面白みがない。
○選んだ作品:
○選んだ理由:
純真であるがために、お釈迦様に愁いを感じる蜘蛛が愛しく切なく、自分の死を通じてのラストが秀逸だと思いました。心にジワーっと沁みる一番の作品です。
○選んだ作品:
○選んだ理由:
間やテンポがよく、場面がスッと浮かびました。哀愁漂う二人のおじさんの背中とまさかのエイ。アクセントを効かせつつ地に足の着いた作品だと思います。今回の優秀作品の中で一番部長が人が好い感じがして好感持てました。
○選んだ作品:
○選んだ理由:
アングルを変えてみるとあの桃太郎が、とても鮮やかな物語になって。おしまいの一行がはじまりのタイトルとむすばれて、円のようにひとつになっているみたいで素敵でした。
○選んだ作品:
○選んだ理由:
詩的なインサートが独特で雰囲気があり、構成的に好みの作品でした。
○選んだ作品:
○選んだ理由:
やや不穏な状況をやたら爽やかに描く、不思議なおかしみに惹かれました。
○選んだ作品:
○選んだ理由:
ファンタジーと現実世界を見事に取り混ぜ、テンポある展開で一気に読むことができました。実生活で福之平が現れ、いざという時に助けてくれるといいなぁなんて思いながら読ませていただきました。