小説

『むじな』大森孝彦(『むじな』)

 このような内容をSNSに認めたところ、多くのコメントが寄せられる運びとなった。普段は、一桁もいかないっていうのに。
 ただ、どのコメントも、『それって、こんな顔だったかぁい』というものばかりなのは、いささか閉口であったけれど。
 さて、怪異は順調に伝染しているようであるが、僕の目の届かない所であれば、それは瑣末な事であろう。
 きっと、おそらく、たぶん、そうだったらいいな。

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