小説

『王様の選択』室市雅則(『裸の王様』)

 君も裸やないか!
 大きな拍手と大きな笑い声が巻き起こりました。

 それから、王様はいっそう仕事に熱心になり、この国の人々の為に尽くしました。
 人々も王様を愛し続け、今では年に一度、裸で町を練り歩くお祭りがあるそうです。

1 2 3 4 5 6 7 8