ツイート 馮驩は眩しそうに目を細めて、 「私、ですか」 「そ。なんで?」 「なぜでしょうなア」 「なんで?」 馮驩は答えず空を見上げた。 夏が過ぎゆく高い空を、蜻蛉のつがいが風に乗り、悠々と横切っていった。 14/14 前のページ 11月期優秀作品一覧 HOME 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14