リンレイアワード10月期の優秀賞受賞者の皆様に、ご自分以外の作品のなかで最も面白いと思った作品をアンケートで答えていただきしました!
(順不同 / ご返信いただいた方のみ記載)
○選んだ理由:
題材とは裏腹に、まるで、手の平の跡が、目の前に見えるような、鮮やかな作品だと思いました。
○選んだ理由:
アクションまである上に単純な挫折からの立ち直りでないところもすごいなぁと。あと主人公の名前が一緒だったので。
○選んだ理由:
読み終わった後。テーマだった<日本のキレイ>が浮き彫りになるような物語でした。「すべての動作には意味があり流れがある」その言葉がそのまま一行一行に宿っている感じに圧倒されました。
○選んだ理由:
まずタイトルに心奪われましたね。「あ、絶対読みたい」ってなりましたもん。作品内の言葉の選び方も凄く好きで、特に『夫婦なんてしょせん他人だ。なんかちょっと獰猛な気分になる』という部分が最高でした。この方の作品は今後も読みたいな、と思いました。
○選んだ理由:
設定も登場人物も全員とても魅力的な上に、ぐいぐいと読ませる力を強く感じされられました。主人公がおばあちゃんのスピーチをきっかけに、精神的に成長していく姿も自然に伝わってきて、爽やかな読後感が印象的でした。
○選んだ理由:
老いを認めたくないが、明らかに何かが自分の体を変えていく。「違う。そんなはずは」と心が言う。戸惑いと怖れが現実と交錯していく。そのなかにある「周りの人」の救い。「おじいさん」が本当に実在する人物のように感じました。
○選んだ理由:
一番のやり手がおばあさんだったというオチがいい。掃除をする家があるのは幸せなことなんだ、ということがいや見なくすっと心に入ってきました。
○選んだ理由:
日本のキレイをサスペンス仕立てで表現しているところが面白いと思いました。また、心温まるストーリー展開にも感動しました。
○選んだ理由:
ストーリーがしっかりしていて読みごたえがあり、日本のキレイというお題の扱い方がなるほどという感じで感心しました。
○選んだ理由:
昭和のノスタルジックが満載。私の歳になると身につまされるストーリーでもある。時々掃除の手伝いをしてくれたとなりの娘・はるかを、認知症で自分の孫と思い込む間違いもあったが、しっかりと主人公・吉藏の意思が若い世代へ引き継がれている。人と人の繋がりがいい感じで描かれている。
○選んだ理由:
早くに結婚したものの、なかなか母親になる決心がつかずに36歳になってしまった女性が主人公。子供を産むにはタイムリミットがあるけど、子供を育てる責任は大変なものなので、簡単には踏み切れない気持ちに共感できました。 そんな彼女に決断を促すように何度も現れる白いヤモリや、忙しさにかまけて、いつの間にか蔑ろにしていた生活とキチンと向き合うことによって、自然と母親になる不安が解消されていく様を大掃除によって表現するなど、小道具の使い方が秀逸でした。 また地の文も会話文も、全体的に無駄が無く、軽やかでとても読みやすかったです。
○選んだ理由:
まずタイトルが目を引きました。軽妙な語り口でさらさらと読めてしまうのにメッセージ性があり、読み終えた後「いい話だなぁ」と思える素敵な作品でした。
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