『ある。』二十一七月

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50年前の澄んだ瞳の二人に出会って、ただおばあちゃんに付き添った一日は閃きの連続だった。知らなかった感覚に出会う。感じて閃く。それは今より先を生きる為に体に元々備えられた本能なのかもしれない。そして、その渡し合いがいつでもスムーズに育めるように、街が在る気がした。

下のデパートでお母さんにお土産を買って帰ろうとおばあちゃんが言った。いいアイディアだと賛成した。何を買うかはまだ決めてないけど、今のお母さんの中には無さそうものにしたい。

今よりも先を思ってしまう、閃きが弾ける何がいい。