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『ホッピー!イネッピー!ウッパッピー!De ハッピー!』広瀬厚氏

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  • 応募要項

 準備は大変ではあったが、多くの協力を得て、動画の撮影はなんとか無事終わった。動画はネットを中心に配信され、まずまずの反響をえた。それに乗って大島ワルオのウッパッピーが再ブレイクを果たした。動画での宣伝に加え各種イベントなどにてホッピーブースをもうけイネッピーが応援し盛りあげた。時に大島ワルオも駆けつけた。普通のイネッピーに加え少々ワルな黒イネッピーが誕生した。以前とくらべてイネッピーは多くの人々に知られ、その結果自然とゆるキャラグランプリでのランクも上った。イネサワ市で撮られた動画は、市にとっての良いピーアール材料となった。イネサワ市の所在する地方でのホッピーの知名度はぐんと上がり、扱う店が増え消費がずいぶんと伸びた。
 こうしてホッピーとイネッピーそれにウッパッピーとのコラボレーションはそれなりの成果を収めるに至り、持ちつ持たれつ皆それぞれにハッピーとなった。それDeめでたしめでたし。かな?

 イネサワ市役所企画政策課の課長と部下がなにか話している。「……って、話なんですけど」
「ふーん」
「ふーんて課長…… 」
「それでそのショートストーリーの募集とやらに応募してみるって言うんだろ」
「はい。課長あれですよひょっとしてひょっとすると選ばれて、ショートフィルム化なんてことになればイネサワ市やイネッピーの宣伝になります」
「万が一選ばれたらね万が一。まっ、いいんじゃないの」
「か、課長…… 」
 課長に軽くあしらわれ部下はしょんぼりうつむき呟く。
「やっぱダメかな。だすのやめよかな…… 」
 さて彼は自作のショートストーリーを応募したのか否か?

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