「ええええっ!xexecityってあの超大手のファッション関係企業の?!総資産数千億と言われている、あの会社の社長!?」
びっくりして息が止まりそうになった。心臓がバクバクして、一気にアルコールが抜けていくのがわかる。一切メディアには顔を出さない、謎のベールに包まれた人物があの人だったなんて……
名刺には個人の携帯番号と、「起きたら連絡ください」と綺麗な筆跡で書かれたメッセージが添えられていた。慌ててグループラインにメッセージを打ち込む。
『どうしよう!千石さんxexecityの社長って!』
『いまさら(笑) おはよう萌花。昨日散々話してたじゃん』
『記憶がないの!』
『よかったね、萌花。素敵な出会いがあって』
『ほらね、和那リサーチに間違いはなかったでしょう。ホッピーこそわたしたちに必要なものだったのだよ』
『わああああ。どうしよう。なんて連絡すればいいのかわからない!』
『萌花落ち着いてwww』
『とりあえず、今日いつものお店に集合しようか。出会いなしで語りたいからshironage庵19時でどう?』
『助かる!ありがとう』
第2回ホッピー会@中目黒 えら呼吸
飲んだホッピー数 不明(ウイスキーはボトル2本)
ゲットした男性 イケメン青年(仮)xexecityの社長(仮)
お会計 おごり
負傷者 萌花 しかし最大級にハッピーなのでノーカウント