応募要項 応募規定 「分かったよ、今晩行こう。ただ、一度帰って寝させてくれ。考え過ぎで一睡もしてないんだ」 「寝てないって、何を考えることがあったの?だから今朝は珍しく早かったのね」 「いや、父親としてな。色々あるんだよ」 「まさか、私に彼氏ができたとでも?」 「まあ、いいじゃないか」 「結局、皆んなが皆んなのことを大切に想ってたってことね」 渚の一言に、私は照れながら笑った。 明日からは妙なこだわりは捨てて素直に家族を想い、そして親しみやすい父親を目指そうと考えたのだった。 7/7 前のページ 9月期優秀作品一覧 HOME