ツイート 私の目の前に赤い風船が舞い上がっていく。 「まあ、どうしましょう。すみません」 母親と思しき人が、駅員を呼びに行く。 東京駅の丸いドーム。あの向こうには空があって、無数の星が瞬いている。そう思うとほっとした。 「さあ、帰ろう」 赤い風船が、プリンアラモードの真ん中でゆれた。 11/11 前のページ 第4期優秀作品一覧 HOME 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11