○選んだ作品:
『人魚姫裁判』柘榴木昴(『閻魔大王』『人魚姫』他)
○選んだ理由:
創作元の解釈が面白く、とても読み応えがありました。また、出てくるキャラクターたちも魅力的で、それぞれの物語を生きた信念を感じました。
ブックショートアワード2016年度1月期の優秀賞受賞者の皆様に、ご自分以外の作品のなかで最も面白いと思った作品をアンケートで答えていただきしました!
(順不同 / ご返信いただいた方のみ記載)
○選んだ作品:
○選んだ理由:
創作元の解釈が面白く、とても読み応えがありました。また、出てくるキャラクターたちも魅力的で、それぞれの物語を生きた信念を感じました。
○選んだ理由:
「他に生き方を知らない」というのは皆同じなのだなぁとつくづく思いました。
○選んだ理由:
多く人物が登場しますが、ごちゃごちゃせずすんなりと読み進められました。文章の運びも軽やかで、ですが一番は彼らが童話などで親しみのある人物だからだと思います。ブックショートアワードに適したアイデア、題材、工夫であり、細かなところまで深く作り上げられていてすばらしかったです。
○選んだ理由:
実は、こういう哀しい話はすこし苦手です。それでも、この作品の世界の美しさに抗うことはできませんでした。
○選んだ理由:
おとぎ話の雰囲気を保ちつつ、ひたひたと迫ってくる不穏な空気にぞくぞくしました。始まりそうで始まらない、だけどいつか何かが起こる予感を残したこの感じ、好きです。
○選んだ理由:
登場人物の気持ちや背景が手に取るようにわかり、物語にすっと入り込めました。また、構成もスマートで、勉強になります。ドキドキしながら読みました。
○選んだ理由:
平和な世の中では討伐すべき鬼は自らの中にいる、といったメッセージがあるかないかわからないですが、大変テンポよく楽しんで読ませて頂きました。自分はいざポップな話を書いてみよう、と意気込んでも最終的にはアイロニカルになるので、こういった楽しい話をかけるのは純粋に羨ましいと思い、選出させて頂きました。
○選んだ理由:
何より文章が上手で雰囲気がすごく出てました。底力を感じます。原作(伝説?)に忠実な展開でしたが物語の世界をじっくりと書き出していたと思います。
○選んだ理由:
発想が面白い。規制の恐ろしさとそれに翻弄される滑稽なまでの集団心理、でもあり得そうと思わせられました。とても印象に残りました。鼻は伸びていません。嘘はついていないので。
○選んだ理由:
それぞれの持つ悲しさが秀逸。
○選んだ理由:
凛として品のある言葉で綴られる理不尽な暴力、無慈悲な聖域。美しく哀しい、愛しく切ない世界観に一瞬で引き込まれました。
○選んだ理由:
エミがらにの部屋を探索しているシーンでシームレスに学校での記憶の描写に移るのが上手い。瑕というのに相応しい二度と戻らない事実の残酷さがきれいに描かれている、
○選んだ理由:
テンポがよくて、楽しく読めました。前半の違和感が、後半になって「もしかして……」という疑惑に変わり、最後は「やっぱりね!」で終わるのが、気持ちよかったです。ちゃんと教訓めいたお話になっているところも好きです。