ブックショートでは毎月2つのテーマをもとに、これまでの優秀作品のなかから短編小説を特集していきます。
11月の特集①は「勤労会社の日」にちなんで「働く話」をテーマに作品を選びました!
小説をゆっくり読みながら、一度自分の働き方を振り返ってみてはいかがでしょうか。
むかしむかし、「シンデレラ」と呼ばれる美しい新入社員が、月間100時間以上の残業を強いられるブラック広告代理店で、意地悪な先輩社員たちとエンゲージメントを構築できずに働いていました。そんなある日…
“私”が働く五反田駅のキオスクで毎日買い物をする「うっそり、日経、コーヒー、支払いはスイカ」の男。ある日、“私”にその場で買った香典袋と現金三万円を手渡し、これを持って両親のお通夜に出席して欲しいと言う。
小学三年生のワカバの将来の夢は、おはなしおねえさん。でも、クラスの男子に馬鹿にされてしまった。帰り道、偶然通りがかった公園でモデルさんを見つけ、モデルになれば彼らを見返せると思い、質問してみると…
『ビルの木』がたくさん立っている森は『トカイの森』と呼ばれています。このトカイの森に、鈍く輝くスーツを着た若者二人がやってきました。彼らは『ダイガク』という町からきて、ビルの木を見上げ力強く両腕を振りました。
夜明け前が、闇は一番深い。そして今の闇は深く暗い漆黒の闇だ。だとしたら、だからこそ、それこそ夜明けは多分まもなくだ。テレビ局に就職した田中洋平は、バラエティ番組の現場でADとして社会人生活をスタートした。
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