応募要項 応募規定 「ちょっと何なの」 ナオが呆れたような声を出した。 「パパ、もう虫逃げちゃったよ」 ユウマは泣き止み呆然とこっちを見ている。 「ちょっとあなた。そのカッコは何?」 ナオが不思議そうな顔で言ったので、さっきまで虫がいたはずのガラス窓見た。そこには左手にグローブ、右手に殺虫剤、そしてキャッチャーマスクを被る間抜けな自分がいた。 4/4 前のページ 9月期優秀作品一覧 HOME