ツイート 「大丈夫よ…梅の花が咲いたら、また思い出すから」 「あ」 小雪が振り向くと、きれいにまとめられた髪に咲く、小ぶりな白梅の花が匂い立った。 控室のドアが開いて、係の人が迎えに来る。小雪は私の手を離れて、新たな世界へと旅立っていった。 6/6 前のページ 2月期優秀作品一覧 HOME 1 2 3 4 5 6