今から約10年前の2007年3月20日、当時SNSのトップを走っていたmixiにて、1つのコミュニティが産声を上げた。
その名は「ホッピー&ハッピー会」(通称ホピハピ会)
このコミュニティの生みの親はシゲ。シゲは普段から一人酒や酒場開拓を楽しんでいた。仕事柄、昼夜問わず全国各地を飛び回るシゲにとって、酒場でのホッピーを楽しむ時間は大事な憩いの時だった。そんな酒場でも様々な人たちと出会ってきた。そんなことから、職種や性別、ステータスなど分け隔てなくホッピーを愛する人たちがハッピーになるようなコミュニティ、気軽に集まれるようなそんな空間を作ろうと思ったのだった。
発足当初は、コミュニティメンバー各自がホッピーを飲んだよ、という報告が中心だった。直接会ったこともない(ネットのなか)にいるメンバーにホッピーでハッピーになったよ、という報告をする。なんとも言えない不思議な感覚だった。でもどこかみんなからのメッセージにワクワクしていた。直接会って話をしたことはないけれど、ネットの向こうにはまだ見ぬ仲間たちが確実にいるのだ。なんだか暖かい気持ちだった。
コミュニティ立ち上げから約4ヶ月後の2007年7月7日(777)にシゲは満を持してオフ会を企画した!
当時、樽生ホッピーが飲める数少ない新宿の石狩川に店を決めた。十数人の反響で盛り上がっていた。店選びも完璧。当日はどれくらい参加人数がいるだろう、どんな人たちが集まるのだろう。あの人ってネット上と全然イメージ 違う!とかあるのかな、なんてことを考えてみたりして。遠足前日のようなはやる気持ちだった。
オフ会当日、なんと参加メンバーはシゲを入れて3名だった。
集まったのはオフ会を企画したシゲ、そしてコミュニティメンバーのヒロとレイ。
全員男だった。しかも3人だけ…!
初対面の男三人。そして初めてのオフ会。3人の男たちはほぼ無言、しかし共通して語ったのが「このクリーな泡がいいですね」です。樽生ホッピーを飲みたおした。もうそうするしかない、ハッピーな夜をすごしました。
後日コミュニティに初オフ会の報告を書き再度コミュニティの趣旨を思い返してみた。何か見失ってはいまいか。
シゲは再確認した。
「ホッピー飲んでハッピーになろう」がホピハピ会のスローガンだった。おっさんだけでもホッピー呑んだらハッピーなれる!
そこからオフ会は盛んに開催されるようになっていった。シゲは多忙な仕事の合間を縫ってどんどん活動を活発化させていった。
ここで東京支部のシゲ、ヒロ、レイ以外のスタメンをかいつまんで説明しておく。ショウはシゲの大事な弟分。いつもホッピーでハッピーになりすぎてシゲに怒られて泣くというパターンを繰り返している。ネモはあまりお酒は強くないけれど、酒場は大好き。必ず一回は飲み会途中におやすみなさいで寝る。ノリは初参加時から彼氏と電話で大げんかしていたり、感覚だけで生きている爆弾娘。カベは最年少メンバーながらも、ホッピーのみならず酒へのこだわりがすごい。周りの年長者が唸るほどだ。チョコ様マドンナ的な存在!このスタメンはだいたいオフ会が開催されてもされなくてもどこからともなくホッピーのあるところに現れた。とにかくクセの本当につよーいメンバーだ。