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小説『HANA』をテーマにした座談会を開催。参加してくれた女性4名に、「高校生のとき感じていたコンプレックス」や「コンプレックスの克服法」などについて語っていただきました。リアルな声を満載の覆面トークです!

G美さん

Gカップ/28歳/外資メーカー勤務/ハイスペおっぱいにゃんこの、ノンツイ廃彼氏募集中 オーストラリアに留学経験あり、関西育ちのはんなり女子

B恵さん

Bカップ/28歳/会社員/隣の芝生は青いw 生まれも育ちも東京都のお嬢様

A子さん

Aカップ/27歳/教育関係/貧乳は清楚!彼氏との同棲で現実をみているサバサバ系女子

F香さん

Fカップ/27歳/港区OL/おっぱいは作れる 恋も仕事も一生懸命。割と現実を見ており時々吐く毒がギャップ


-高校生の頃、胸を話題にしていた?

A子:私の通っていた女子校では無かった。

B恵:私の貧乳は女子校でネタにされてた。『HANA』と同じで、本当にカラオケでブリーフ&トランクスのペチャパイの歌でいじられたりしたもん。でも、コンプレックスはあまりなくて、それで盛り上がるならいいかなって感じだった。

A子:共学の二人は男子からは胸のことでいじられることあった?

F香:なかったかな。

G美:なかった。女子同士のそういう話を男子が外野で聞いてて「にやにや」みたいな。そういえば、同じクラスにHカップの子がいたの。

B恵:すごーい!

G美:グラビアアイドルみたいな感じ。女子はみんな触りにいくよね。

F香:あるある。挨拶代わりにね。

A子:(笑)。

B恵:G美さんの胸もすごいよね。

F香:そうそう。私とG美は高校生の時、一緒にオーストラリアに短期留学したんだけど、G美のおっぱいの大きさは向こうでもネタになってた。ワールドクラス(笑)。ライターを挟んだりして遊んでたよね。

G美:それは嫌とかじゃなかったけど、ブラジャーを笑われてたよね。同じ部屋で洗濯物干すじゃん。「え、なにこのカップ。デカすぎ」みたいな。

F香:ブラのデザインもCくらいが一番可愛いんだよね。FとかGになると支えてる感がすごくて(笑)。かわいくない。

G美:横が太いんだよね。ホック三つだし。メカニックな感じがする(笑)。

B恵:へえ。

-高校生の頃にあったコンプレックスは?

G美:私は顔が薄いのがコンプレックス。

B恵:へー。

G美:高校生の頃、TVでハーフタレントがすごい人気だったから、彫りの深い人がクラスでもてはやされる感じだったの。私はその真逆だから全くモテなかった。それがすごいコンプレックスで。

A子:あー。

G美:でも、オーストラリアに行ったら、外国人っぽい彫りの深い日本人の子よりも、私の方が断然向こうの男子にモテて(笑)。こういうところにニーズあるんだって思った。だから、自分が勝てるところで戦えばいいんだよ。ビジネスでも女としても(笑)。それは留学して学んだ。

F香:私はすごくお尻がでかいの。骨盤もでかくて、小学校の頃からお尻だけプリッと出てて。友達のお母さんに、「F香ちゃん、ほんと出っ尻ね」って言われてすごいショックだった。小学校四年生のとき。

A子:それはひどい。

F香:小学生の時はそれでもまだ気にしていなかったんだけど、中学校に上がってからはそれがすごいコンプレックスになってジーパン履けなくなった。

G美:たしかに。F香はいつもスカート履いているイメージ。

B恵:じゃあやっぱり今でも気になってる?

F香:気になってる。今でもジーパンほとんど履かない。パンツスーツとかもかっこいいから本当は着たいんだけど、似合わなさすぎて無理。ぼてっとしたおばさんみたいになっちゃうから。

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A子:私は身長170cmで、ヒール履いたら180cmになるんですよ。電車に乗るとどうしても周りのおっちゃんより大きいわけだから、二十歳くらいまでずっとそれを気にしてた。ヒール履かなかったり。

G美:でも、背高いのは羨ましいよ。

A子:大人になると、背高くて良かったなって思うけど、やっぱりそれを受け入れられるきっかけが無いとコンプレックスを感じますよね。最初に付き合った彼氏が168cmで私より小さかったんです。だからデートのときはいつもペタンコの靴で行ってた。でも、たまたまヒールを履いていた日に急に会うことになってしまって「どうしよう、私すごい大きい」って思ってたら、彼に「俺は気にしないよ」って言ってもらえて。その一言で、気にしないんでいいんだなって自然に思えた気がする。

B恵:いいカレシ!

G美:一番コンプレックスを感じていた相手だったから。許された感じがしたのかな。それ以来、初対面で「でかいね」とか言われても気にしない余裕ができた。

F香:自分が抱えてるコンプレックスを他人に「気にしないよ」って言ってもらえたらちょっとほっとするよね。それでも、、、実は心の奥底には眠ってる。

B恵:何かをきっかけに時々顔を出すんだよね。

F香:時々バーってくるよね。

B恵:私は高校生のときずっとクラスックバレエをやっていたから、どうしてもふくらはぎの筋肉が発達しててすごく嫌だった。だけど今はもう克服した。

G美:どうやって?

B恵:もういいやって。大人になると仕事のこととか他に色々考えなきゃいけないことが増えて、外見のコンプレックスを気にしている余裕がなくなってきた。そういうのは、若い頃に比べて優先順位が落ちてくるような気がする。

A子:たしかに。内面的なことの方が優先順位高くなりますよね。仕事でこういうことできないとか。

G美:そうかも。

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F香:でも、コンプレックスってなんでできるんだろうね。

A子:そういえば、今日に備えて、貧乳はなんでコンプレックスなのかをgoogleで調べたの。「貧乳 コンプレックス なぜ」って。

一同:(笑)。

A子:それで検索してまずわかったのは、「私、貧乳をコンプレックスに思ってないから」って言ったりすると「負け惜しみ」と捉えられて嘲笑されることが多いということ。

B恵:貧乳が巨乳に負けてるという価値観が世の中一般的なんだよね。

A子:逆に、「貧乳女子はモテる」っていう主張も少数あって、でも、その理由は、「恥じらってるところがいい」って。はー!? って感じですよ。

B恵:はー!? だよね。

A子: めんどくせー、いちいち恥じらってられるかよって。そうやってコンプレックスを恥じらうことを美徳とする、かわいらしいとする文化みたいなものが日本にはあるのかなって思った。そういう考え方がコンプレックスを助長させてる面もあると思う。

一同:たしかに。

G美:海外の「Just the way you are(ありのままで)」みたいな考え方と違って、日本では「私、自信があるんです」っていう態度でいると叩かれることが多いよね。特に思春期は。

B恵:それはあるよね


 

-『HANA』のショートフィルムはどんなところが楽しみ?

B恵:何年か前の「おっぱいバレー」って映画も胸がテーマだったけど、男子の青春って感じの内容だったから、女子目線のそういう映画は見てみたいなと思います。

G美:『HANA』は女の子が主人公だからね。女子高生からコンプレックスを忘れた大人の女性まで楽しめるのかなって。

A子:たしかに。彼氏と一緒に観に行ったら「昔コンプレックスあった?」みたいな話題になるだろうから、それでお互いの人格のルーツみたいなものを探ることができたら面白いよね。

F香:それはいいね。

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-本日はありがとうございました! ショートフィルム『HANA』は、6月に開催するShort Shorts Film Festival & Asiaで公開予定です。乞うご期待!

(2016.1.29)

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