ブックショートでは毎月2つのテーマをもとに、これまでの優秀作品のなかから短編小説を特集していきます。
10月の①は「スポーツの秋」にちなんで「運動」をテーマに作品をフィーチャー!走ったり踊ったりする小説をピックアップします。運動会のシーズン、いつも以上に健康に気を配っていきましょう。
走るのが心底好きな柾は、公立高校の陸上部で日々練習に励む。柾が追いかけるのは、同級生で全国トップクラスの洋。才能の違いを痛感するも諦めない柾に洋が語った言葉とは。青春の友情物語。
楽しみにしていた初めての運動会に病気のせいで参加できなくなった亜利子。悔しい、悲しい。そんな彼女の部屋の壁からウサギが現れた。そう、今夜は十五夜。夜空の向こうに行ける特別な日。
俺たちは半年間、「仏師作戦」と名付けた計画のため、ひたすらに準備のし続けやった。三十三間堂にも三十回以上は通い、忍び込むための予行練習も、何度も夜中行った。そして今日。時間が止まった世界、今度は動かしたんねん。
彼は突如襲ってきた強烈な便意と戦っていた。頭の中では一人二役。「目的に向かって走っている俺はまさしくメロスであり、さらにその走る俺をひたすらに信じる俺は、メロスであると同時に彼の友人、セリヌンティウスだな。」
父の跡を継いだスポーツ洋品店にある日、元気な小学生が8人やってきた。野球のユニフォームを8着作りたいという。利益を度外視して作ってあげた私はその後、河原のグラウンドで試合をする9名の子どもたちを見かける。
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