アース製薬ご担当者インタビュー
ブックショート第二弾の企業コラボレーション企画として、6月1日(木)から「Earth Act For Life Award」を開催。大賞賞金50万円に加え、大賞作品は、ショートフィルム化されます。そこで、アース製薬株式会社 役員待遇 マーケティング総合企画本部 本部長の八田篤さんと同社 経営統括部 経営企画部 課長の早川毅さんに、本アワードに込めた思い、そして「家族を思う気持ち」という募集テーマの意図についてお話を伺いました。是非、ご応募の参考になさってください!
-まずは、アース製薬さんがどのような会社なのか、応募者の方にご説明をお願いいたします。
八田:アース製薬は、創業以来125年の歴史をもつ会社です。「アースノーマット」や「アースジェット」「ごきぶりホイホイ」などの殺虫剤では日本国内市場で約6割のシェアもっています。このほか、「モンダミン」「バスロマン」など幅広い分野の日用品を扱っているメーカーです。子会社には入浴剤でおなじみのバスクリンや、防虫剤「ミセスロイド」などを扱う白元アースなどがあり、子会社も含めた売上は約1,600億円になります。長い歴史をもつ会社ですが、常に時代の変化に向き合いチャレンジし、進化を続けるバイタリティあふれる会社です。
-アワードの冠である「Act For Life」について詳しくお伺いできますでしょうか。
八田:「Act For Life」は、アース製薬が今年の一月から発信している新たなコーポレート・スローガンです。「Act」という言葉には、「行動する」に加えて、「薬が効く」という意味も含まれています。そして、「Life」は、ご存知の通り「人生」であり「生活」であり「生命」という意味があります。つまり、私たちは、お客様の人生、生活、生命に対して、行動し効果を発揮していく企業であり続けたいと考えています。
-「Earth Act For Life AWARD」の募集テーマは「家族を思う気持ち」です。
八田:当社の商品は、お客様がご自身のために買っていただくものであると同時に、ご家族のことを思って購入していただくことが多いんです。私たちは、みなさまのそういう気持ちに寄り添っていくことをとても大切にしています。
早川:アース製薬の経営理念は、「生命(いのち)と暮らしに寄り添い、地球との共生を実現する。」です。目指しているのは、お客様の気持ちに寄り添う、思いやりを込めたものづくり。ですから、そのメッセージを表現する物語のテーマとしては、「家族を思う気持ち」がふさわしいと考えました。
-たしかに御社の商品には、家族のためを思って購入するものが多いですね。
八田:はい。たとえば虫よけ剤は、「家族が蚊に刺されないように」という思いで買っていただく方が多いです。入浴剤も、ご家族の健康のために購入される方がたくさんいらっしゃいます。当社は、ペットという家族をケアするための商品も揃えていますし、園芸用品だって家庭の幸せにつながる商品です。
早川:一昨年発売した「モンダミン プレミアムケア」は、家族で使っていただくため効果・効能はもちろん、味にもこだわっています。子供から大人まであらゆる世代が使いやすいような味を開発しました。
-商品開発の段階から、家族みんなで使ってもらうことを考えているんですね。
八田:アース製薬の商品には、派手さはないかもしれません。どちらかというと、みなさまの生活を影ながら支えていくものでしょう。でも、だからこそ、膨大な時間とエネルギーをかけて調査・研究をして、細部にこだわった商品作りに取り組んでいます。たとえば、当社のエアゾール殺虫剤のノズルは上から押すプッシュ型ではなく銃の引き金のようなトリガー型です。その方がずっと狙いが定めやすいし、力の弱い方でも使いやすい。園芸用肥料も、一回分の使用量が簡単にキャップで計量できるようになっています。そういう本当にさり気ないちょっとしたアイデアを大切にしています。
早川:そのほかにも「スッキーリ!Sukki-ri!」という消臭芳香剤も、振らなくても最後の一滴まで消臭芳香できるように開発した商品です。ただただ便利というだけではなくて、わかりやすくて使いやすいものをご提供する。それが、我々の目指していくところです。
八田:企業としてはどうしても、競合との戦いや予算目標の達成といったことに目を奪われがちですが、アース製薬ではそうした「お客様目線」を社内で徹底しています。
-今回の「Earth Act For Life Award」では、大賞作品がショートフィルム化されます。御社にとっては第二弾のショートフィルムということになりますよね。
八田:はい。今年一月に公開した「吉田家の縁側」(石井裕也監督)というショートフィルムは、家族を思う気持ちに寄り添っていく会社でありたいというコンセプトで、殺虫剤をモチーフに制作しました。今回は、世の中の方々にさらに広く当社の思いを知っていただくために、みなさまから原作となる短編小説を募集します。応募者や読者の方々には、ぜひアース製薬の考えを感じていただきたいです。また、アース製薬社内のメンバーも選考に参加することになっていますので、当社の社員にとっても、アース製薬がどこを目指しているのかということを改めて問い直すきっかけになればと考えています。
-本アワードでは、どのような物語を期待しますか?
八田:アース製薬は、明るくて、とても元気で、なんでもやってみようというチャレンジングな社風ですから、それに近い雰囲気のストーリーをご応募いただけたらありがたいです(笑)。みなさまが共感できて、感動を呼ぶような家族の物語が集まったら最高です。
早川:ぜひ、当社のホームページをご覧いただき、企業カラーを感じてもらえたら嬉しいです。商品の開発秘話をはじめ、様々なコンテンツを公開しています。また、新卒採用のために公開しているサイトには社員が出演している動画やインタビューもありますので、雰囲気を感じていただければと思います。
八田:そして、実際にアース製薬の商品を使っていただくと、作品を書いていただくうえでより参考になるかもしれません(笑)。
早川:たくさんのご応募をお待ちしています。
-ありがとうございました。