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               国際短編映画祭につながる「ショートフィルムの原案」公募・創作プロジェクト 奇想天外短編映画 BOOK SHORTS

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第12回ブックショートアワード 大賞発表!

第12回目となる短編小説公募プロジェクト「ブックショートアワード」には、クリエイターをサポートするオンラインプラットフォーム「LIFE LOG BOX」を通じて932作品もの応募があり、本日その中から浜矢 スバル氏による短編小説『物語の生まれる場所』が大賞作品に選出されたことを発表いたします。

<第12回ブックショート アワード 大賞受賞作品>
『物語の生まれる場所』浜矢 スバル

大賞作品選評:
岩手県遠野市は、日本古来の民間伝承や妖怪譚が伝わる地ー。 まさにこの作品のタイトルにある通り「物語の生まれる場所」です。

本作は、不思議で神秘的な出来事を描きながらも、それ自体を強く主張するのではなく、静かに日常の中へ溶け込ませている点に、日本ならではの奥ゆかしさと美意識すら感じます。

  また、会話の運び、比喩表現、情景描写に至る非常に丁寧な構築からは、遠野の空気感すら感じ、まるで一本の映画を観終えたかのような豊かな読後感を残しました。

土地に根ざした信仰や記憶を物語の根幹に据えながら、「老い」「祈り」「継承」といった普遍的なテーマを、一人の老婆とその周囲を通して繊細に描き出した点が高く評価されました。


<受賞者プロフィール>


浜矢 スバル
文筆の経歴 
平成二九年  北の文学 七四号、優秀賞(岩手日報社)
平成三〇年  北の文学、七六号、入選(岩手日報社)
平成三〇年、翡翠文学賞、最終選考(糸魚川市)
令和元年 さきがけ文学賞、受賞(秋田魁新報社)
令和元年 第17回 ミステリーズ新人賞 最終選考(東京創元社)
令和二年 岩手県馬事文化賞受賞(岩手県競馬組合)
令和二年 第二回ⅱⅴクリエイターアワード 選考委員奨励賞 受賞(カドカワ)令和二年 第19回 内田康夫ミステリー文学賞 最終選考(東京都北区)令和三年  小説「ヘビ、ハチ、ムカデは秘宝を隠す」出版(カドカワ)
令和四年 佐々木喜善賞 小説部門 受賞(遠野市)

第12回ブックショート アワード 最終ノミネート作品 *作品名50音順

「子抱き富士」 森水 陽一郎
不倫相手との妊娠を知った吉沢美佐は、富士山ふもとの、精進湖のキャンプ場におもむき、今生の別れを電話ごしに告げる。キャンプ場のオーナー、久司との出会いや、対岸の森の中で仙人のような暮らしをする、息子の勇人と関わりを持つことで、美佐は自身が選ぼうとした命の選択に、ゆらぎが生じて…。

「11月3日、ラジオゾンデの追跡」 梅田 夏樹
ラジオゾンデ。それは気象観測のため、毎日上空に放たれる白い気球。青年・誠二は、父から教わった技術で、毎年亡き母の命日にラジオゾンデを追う習慣があった。回収率は100%。しかし、今年は違った。彼は、ピッ…ピッ…と鳴るビーコン音を頼りに険しい霧の山へ踏み込んでいく…。

「ナハトムジーク」 志賀 廣弥
高校時代、瓜は、留学生としてドイツからやってきたリヒャルトと付き合っていた。彼がドイツに帰ったことで交際は自然消滅となり瓜のなかではよい思い出となっていたが、十七年振りに再会する。当時、よく遊んでいた渋谷の街で二人は会う。あの頃と変わった街で、変わらないものを瓜は思い出す。

「狭間で」 脚本 太郎
中学生の霧崎宴は、弟の祭が向かいの家の犬を殺してしまったところに直面する。犬の飼い主である姉妹、凛と蘭から糾弾と暴行を受けるも、宴は必死に祭を庇い続ける。

「母と旅と」 星宮 ななえ
僕にとって旅行は日常だったけれど、旅行好きの母と過ごした時間は特別だった。大好きな母との旅は刺激的でとても楽しい。だけど世間はそれを許してはくれない。母は僕たちのもとを去る。悲しいはずなのにどこかほっとしている僕。僕は母を忘れない。きらきらした思い出のまま心に残していく。

「まばゆい」 下田 悠子
引きこもりの母と暮らす17歳の亜紀は、母の世話のためずっと学校に行っていない。生活が苦しくなりスーパーでバイトを始めるが、自分がいかに「普通じゃない」家で育ったかを思い知ることになる。世界と繋がろうともがく亜紀の姿に、母もまた小さな小さな一歩を踏み出す。

■最終ノミネート作品発表 URL:https://bookshorts.jp/2025final/

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