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               国際短編映画祭につながる「ショートフィルムの原案」公募・創作プロジェクト 奇想天外短編映画 BOOK SHORTS

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第12回ブックショートアワード10月期優秀作品

 

『あなたの幸せ、わたしの幸せ』
 山岸遼

浮気相手が親友と結婚し憂鬱な萌は、式場スタッフの幸薄女性恋歌と出会う。恋歌の提案により、この世界から逃げ出す旅に出る。そしてパワースポットを訪れ、2人で過ごすうちに、萌は幸せは誰にも決められない。自分で決めるものだと気づいた。 少しだけ前に進もうとする勇気の物語。(脚本)

 

『まばゆい』
 下田悠子

引きこもりの母と暮らす17歳の亜紀は、母の世話のためずっと学校に行っていない。生活が苦しくなりスーパーでバイトを始めるが、自分がいかに「普通じゃない」家で育ったかを思い知ることになる。世界と繋がろうともがく亜紀の姿に、母もまた小さな小さな一歩を踏み出す。(脚本)

 

『屋上観覧車』
 田中悠平

礼実は婚約者と義理の父である尾形と三人で藤沢名店ビルに来る。礼実は結婚を機に藤沢への引っ越すことが決まっているが、見知らぬ地に来ることをはじめ、大きな不安があった。婚約者が腹痛でトイレに駆け込み、礼実は尾形と屋上で二人っきりになる。礼実はそこで尾形に最も気になっていることを話す。(脚本)

 

『白線の夜』
 飯塚耕一

深夜のコンビニで働くベトナム人店員と、心に傷を抱えた女性客。互いに「線」の外に置かれた二人は、言葉ではなく行動で少しずつ距離を縮める。(脚本)

 

『3オクターブの恋』
 藤木健

低音ボイスが悩みの女子高生・彩香は、憧れの先輩に声を掛けられると胸が高鳴り、3オクターブも声が高くなる。そして先輩がいる合唱部にスカウトされ、独唱コンクールに出場する事に。だが先輩には彼女がいたのを知る。独唱コンクールで高音が出なくなった彩香を救ったのは幼馴染・海斗であった。(脚本)

 

『セブンとレオ』
 福永聖和

仙台で病気療養中の母と離れ、祖父の家で暮らす玲生。 卒業式の後、自分を捨てた父が突然姿を現した。 不本意ながらも母の願いで父と二人、東京から仙台まで車で母の待つ病院に行くことにな った。(脚本)

 

『口内炎が、消えた朝』
 山口耕平

(脚本)

 

『浜辺があってそこに』
 くろいわゆうり

再会したアヤと海辺を歩く俺。変わり果てた町で出会った子どもたちとの交流の果てに…。(小説)

 

『H2O-ひとしずくの記憶と祈り』
 神薙 悠

水のしずくH2Oは、汚染に覆われた空と大地を旅しながらも、自然の癒しで何度も浄化される。繰り返される破壊と再生の狭間で、人間の責任と未来の選択を問いかける物語。(小説)

 

『名も無き疾走』
 神薙 悠

嵐の日、少女の叫びが過去の記憶を呼び戻す。幼い命を救うため、激しい濁流へ立ち向かう孤独の疾走劇が始まる。(小説)

 

『忘れ物の旅 ~父親の骨~』
 梶浦菊

菜々子は電車に飛び込み自殺をした父親の葬儀を終えた翌日、父親の喉ぼとけの遺骨が焼き場に忘れられていると連絡を受け、取りに行く事になった。その帰路、父親の死の真相を知る人たちと出会いこれまで見ない振りをしていた父への思いや母との思い出、後悔の念と向き合う事になる。(小説)

 

『バースデイ』
 夏目五葉

女装する僕の前に、十歳で死んだ妹の幽霊が通い続ける。僕は日々、他人の死の兆しを察してはそっと止め、無言の妹と暮らしを重ねる。美大時代や女装の手入れ、データ入力の単調さ、満員電車や渋滞の夜を背景に、クリスマスの夜、妹が初めて言葉を発する。その日は誕生日だった。(小説)

 

『ミスター・ファイブ』
 美紀アンナ

松永大五郎はアメリカの血を引いており、この古風な名前に似合わない外見であった。 それ故、自分に自信を持てずにいたが、ある時クラスメイトから『ミスター・ファイブ』とあだ名をつけられた。 松永大五郎は初めて自分の見た目と一致したような名に不思議と自信を持ち始めるのだった。(小説)

 

『物語の生まれる場所』
 浜矢 スバル

遠野市の老人ホームで、入居者のハナさんが、「神様を持ってきて欲しい」と嘆願する。ハナさんと近所付き合いのある職員、紬はハナさんの家の祭壇から、神様の木像を持ってくると、木像は施設内で信仰の対象となる。月夜の夜勤の際、紬は神様の木像とハナさんとの最後の対話を耳にする。(小説)

 

『復讐代行サービス』
 六畳たたみ

様々な代行サービスが当たり前になった世の中で、ナガタは、ターゲットに社会的制裁を与えることをサービスにする復讐代行会社の人事として働いていた。毎日、若者の面接を行い、採用、不採用を決めていく中で、徐々に精神をすり減らしていく。(小説)

 

『健全なる救済』
 小山 ラム子

元友人達からの嫌がらせによって、クラスから浮いてしまっている私は、ある日地学室で本を読んでいる先輩と出会う。放課後、その先輩と二人きりで過ごすのが、私の学校へと通う唯一の理由になっていた。しばらくたち、その先輩が自分自身について語り始める。その境遇は私とそっくりだった。(小説)

 

『青いカーディガン』
 多々良 秀史

老人ホームで働く介護士の“私”。この仕事は、生きがいそのものだった。そんな私の密かな楽しみは、施設を訪れる「青いカーディガン」の彼女だった。だが、彼女との交流や日常に生じる小さな違和感が、私の確かなはずの現実を静かに揺るがしていく……(小説)

 

『忘れな草』
 さくまチープリ

ある日、新しい学校に転校してきた女の子が小さな紙を発見する。その紙にはひらがなで文字が書いてあり、女の子宛ての手紙であることがわかる。毎日手紙をくれるのは誰なのか。そしてお別れは突然やってくる。(小説)

 

『母ちゃんの静かなる具現』
 町田誠也

施設で暮らしている痴呆の母親の面会に来た達夫。自分の母親が駐車所のアスファルトに意味不明の落書きを書いていることに驚く。年老いた母親の様子を見て、哲夫は母親を殺めてしまいたくなる衝動に駆られる。しかし直前にその落書きの意味を知り、もう一度母親と向き合う決心をする。 (小説)

 

『フーダニット』
 南伸太郎

ある朝、庭の境界線に見覚えのない巨大な石を発見した山岡は、この石を「誰が置いたのか」について推理を続ける。あらゆる可能性を「違う」と排除するが答えは見つからない。山岡の思索の辿り着く答えとは。(小説)

 

『悪いものでも食べたのか』
 南伸太郎

漬物を食べた翌朝、男の部屋に「担当者」が現れる。担当者は現実を変える副作用だと言い、日常を維持しようと男の行動を制限するが、変化を望む男は再び漬物を口にする。その瞬間、新たな担当者が現れ、変わったのは現実でなく自分自身だと悟る。(小説)

 

『傘』
 十霧遙

秋の終わりから雨が続いていた北陸の町で、珍しく雨が上がった。私は喜びに舞い上がる中、派手な傘を持った高齢女性を目に留める。雨が止んだことを教えても、閉じてくれない。私が逆上すると、五歳くらいの男の子が現れた。孫だろうと思っていると、彼は別の女性の傘の中に入って去ってしまった。(小説)

 

『香りは波紋のように』
 藤井 規史

水族館デートをきっかけに近づいた二人。しかし、突然の別れが訪れる。 香りに込めた想いと共に時は流れ、再び交わる心が小さな波紋を広げていく。(小説)

 

『九生のクゼ』
 榊木 紬

八度目の命を交通事故で失った猫は、九度目に車として生まれ変わる。展示場で迎えを待ち、やがて出会う新しいご主人様。その人はかつての自分を失った飼い主だった。再び訪れた事故の瞬間、ぼくは思い出す。今度こそ守るために生まれてきたのだと。(小説)

 

『夢にも思いませんでした』
 しま まなぶ

巧みな嘘で会社でも上手くやっている男が、現実でついた嘘が夢に、夢でついた嘘が現実に出現する怪異に襲われる。男は夢の中で宝くじ当選と嘘をつき、現実に反映させようとするが、目覚められず、夢に閉じ込められたまま、過去の嘘の被害者たちにとり囲まれ、絶叫する。闇がすぐそこにせまっている。(小説)

 

『10分前の彼女』
 ミツイマユ

10分ごとに記憶がリセットされる彼女を見守る青年。彼は何度も恋を繰り返す。 しかし、「記憶管理用」のタイマーに浮かぶのは自分の名前。記憶を失っていたのは彼自身だった。 静かに世界が反転する物語。(小説)

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