コラム

『年末といえばランキング』

 2014年もいよいよ終盤。様々なメディアで『今年の⚪︎⚪ランキング︎』なんて特集が組まれていますね。ああいったランキングは今年一年を振り返る意味で面白くて、この作品って今年だっけ?みたいに、過ぎ行く時の早さを感じることも結構あるかと思います。

 そんななか「王様のブランチ」というTV番組の「ブックアワード2014大賞」に『かたづの!』が選ばれたというニュースを知ってとても嬉しい気持ちになりました。今年ブックショートがインタビューやイベントでご一緒させていただいた中島京子さんの作品です。


『かたづの!』は、江戸時代唯一の女大名 清心尼の一代記をカモシカの角が語るという時代小説。とても素敵な作品だったので、まだ読まれていない方は是非読んでみてください。『かたづの!』について伺ったインタビューや、二次創作の手法をお話いただいたイベント動画も面白いので是非!
中島京子さんインタビュー
中島京子さんイベント動画

 さて、前回のコラムでは、日本の小説の英訳タイトルをご紹介しましたが、今回はその逆。海外の本の日本語タイトルをみていきたいと思います。

 2014年の日本での翻訳小説の売り上げランキング(文庫本含む)をAmazonで調べてみると、

1. 『アルケミスト―夢を旅した少年』パウロ コエーリョ
2. 『アルジャーノンに花束を』ダニエル キイス
3. 『赤毛のアン―赤毛のアン・シリーズ〈1〉』ルーシー・モード・モンゴメリ
4. 『星を継ぐもの』ジェイムズ・P・ホーガン
5. 『アミ 小さな宇宙人』 エンリケ・バリオス

と名作が揃っています。

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