小説

『キャッチコピー』多田正太郎(『童謡・冬の星座』文部省唱歌)

♪木枯らしとだえて。
さゆる空より・・。
星座はめぐる。

納得できるか?
何のことだ?
普通、すぐそこってー感じだろ。
目と鼻の先、ったらよ。
まぁそんな感じだよなぁ。
だろ。
それが、16光年だと。
16光年?
我々の星との距離さ。
SFか、どんな物語だよ。
違う!
違う?
現実の話だぜ。
現実の話!
ああ、つい最近発見の、目と鼻の先の惑星さ。
生命の可能性を秘めた星。
おいおいまてよ、話についてくの大変だぜ。
俺の頭では、よ。
とにかく、よ、この星に極めて似た惑星。
大気とか気温も、そっくり。
そんな星らしいぜ。
まぁ広い宇宙だからなぁ。
とうとう、そういうことになぁ。
ああ。
おいおい。
何だよ?
まぁそういう事態ならよ。
俺たちの出番、考えなくちゃーな。
なに言ってる、そんなことあるもんかい。
ほー、強気だなぁ。
当たり前よ!

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