小説

『白昼カワイイ』柿沼雅美(『白昼夢』)

 時間の経った血液のようなボルドーと、紺色と白が決して交わることのないストライプの柄になったリボンをつけて、同じ色なのにこんどは絡み合ったチェックのスカート履いて、白く柔らかな首と足を露出したカワイイ蝋細工のような友達たちとこうして座っているのです。
 カワイイカワイイ彼女たちの足元にも、少しずつ少しずつ日溜まりが広がろうとしているのです。

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